医学の進歩【続報2】：2024年2月11日｜オレンジ療整院のブログ

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投稿日：2024-02-11 16:52:01.0

医学の進歩【続報2】: 脊柱管狭窄症の方が再びいらっしゃいました。

手術後の腰痛は大分引いたよう。普通に軽い腰痛はあるが。
何とか生活出来るようになったらしい。
良かった。やはり、ただの手術の傷が原因の腰痛で、傷が回復すれば治るものだった。
これで完全回復だ！

え？
まだ痺れてる？

痺れがまだ結構あると言う。悶絶するほどではないが。
うーん、痺れを無くす手術をしたんだから、痺れはなくなってほしい所。
お客さん「痺れは簡単に消えないって手術したお医さんが言ってました。神経が損傷しちゃってるからって。」

神経が損傷？
確かに損傷すると言われている。
骨棘によって長く圧迫されていたのだから。

狭窄症は1日で発生するものではない。
狭窄症になってからずっと神経は圧迫されていて、損傷しては回復してを繰り返して、ついに回復が追いつかなくなる。
痺れが出た頃には、発生から数か月も経っているのだ。
（ヘルニアや圧迫骨折も同様。）

でも手術によって骨棘は切除されて、
もう1か月経っている。
神経細胞もぼちぼち回復していって欲しいものだ。

当院だと、この方への施術は、

もみほぐしや筋膜リリースなどのほぐしは行いません。
脊柱管のあらゆる症状は、背骨が不安定になっている、背骨を支える力が弱いので、
柔らかさよりも硬さの方が、少なくとも今は必要と考えます。
経験から、数々の苦い経験から、おそらくこれは正解。
硬さは悪い訳ではありません。安定感を生み、弱い体を支えてくれます。
（ほぐしは施術後は一瞬楽になった気もしますが、体の支えを弱くもするので、長期で見ると人によってはデメリットもある。鍛えてない人は筋力が弱すぎるので、支えるには硬さが頼りになる。）

ほぐさずにどうやって施術するのかと言うと、
当院はバランス療法があります。
バランス療法は、ほぐさずに、バランスだけを整えるので、
体の強度を保ちながら改善することができます。
世の中のほとんどの施術がほぐす・柔らかくする施術なので、
もみほぐしだと調子悪くなる人や、
お年寄りでほぐしすぎると危険な人、
今回の人のようにほぐしてる場合じゃない人には、
本当、これだけが頼みの綱だったりします。

バランス療法については、また別の機会に詳しくします。
ここでのバランスは、ボールに乗って訓練すれば改善されるバランスとは全く違うので。