ジェルを削る・甘皮ケアのときの痛みへの対策：2023年11月22日｜リベラ(LIBERA)のブログ

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投稿日：2023-11-22 02:18:38.0

ジェルを削る・甘皮ケアのときの痛みへの対策: 他店でのネイルの経験があるお客様に、当店のネイルは痛くなかったという感想をいただくことが多いです。
今回はジェルを削るときと甘皮ケアのときの痛みについて当店が行っている対策を説明します。

ジェルを削る時や甘皮ケアの際に使用するネイルマシンはヤスリで手削りするよりもはるかに高速で削るので摩擦熱が発生しやすいものであります。この摩擦熱を痛みとして感じてしまうのです。
手削りでも摩擦熱は発生しますがネイルマシンの方がより高速なので当て方には気を付けねばなりません。
ネイルマシンだから危険という訳ではないですよ。適切に扱えば良いのです。

ネイルマシンの先端の削るための道具をビットと呼びますが、ビットで同じ場所ばかり削ったりビットに圧をかけて削ったりすると摩擦熱が大量発生して痛みを感じます。

ジェルを削るとき当店は以下のことに気を付けています。
・同じ場所ばかり削らないようにビットを当てる場所をまんべんなく変えながら削る
・摩耗したビットは削りづらくなるので定期的に交換する（切れ味の悪い包丁はかえって危険、みたいなこと）

甘皮ケアときの痛みについては甘皮をギューギュー押し上げるとか甘皮を切りすぎることが原因です。
当店ではネイルの仕上がりが最優先なので、余分な甘皮が多いと見栄えが悪くなることから甘皮処理はギリギリを攻めます。ギリギリを攻めつつも痛みはなるべく感じさせないように見極めながらやります。といっても爪周りは出血しやすい部位なので当店でもたまにちょびっと赤くなる程度のことはあります。とくに初回のお客様はどの程度で出血するか把握できていないので、最初は控えめに甘皮処理するよう心がけています。そして甘皮処理をするニッパーの切れ味も大事なので、定期的に刃先を研いだり新品交換したりします。

身をもって痛みを体験する、限界を知る、ということが私は大事だと思っているのでいつも自分のネイルは自分でやります。自分自身でネイルをしながらどの程度のことをしたら痛いのか自分を実験台にして検証しています。

痛みを感じたときはもちろんネイリスト側に伝えてください。
しかし痛いと言えないお客様も沢山いると思うので、ネイリスト側が想像力を働かせて対策をするべきと私は考えております。
経験不足とか道具の扱いが不慣れなネイリストはお客様へ痛みを感じさせるので鍛錬が必要ですね。