『痛み』ってなあに：2022年2月24日｜ほぐしや四谷三丁目店のブログ

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投稿日：2022-02-24 13:06:49.0

『痛み』ってなあに: 「痛み」ってなあに

　　痛みを分類するとつぎの四つになります。

　　１　炎症の痛み

　　２　機能障害の痛み

　　３　形態異常の痛み

　　４　こころの病の痛み

　　そして痛みはこの順番の起こり、それぞれ対応がちがいます。

　　この４つの痛みのうち、今回と次回で「炎症の痛み」「機能障害の痛み」の２つの痛み　　　　　について,お話します。

　１．炎症の痛み

　　　たとえば捻挫したとします。そこはどうなっているのでしょうか。

　　辺りは血の海、直ぐに強力な炎症反応が始まります。

　　「白血球」がやって来て「プロスタグランジン」という「炎症」と「痛み」を起こす物質　をまき散らします。また血液からも「ブラジキニン」という物質が作られ、同じく「炎症」と
　　「痛み」を起こします。そしてこれらの物質が互いに作用して、さらなる白血球が集ます。

　　痛いと感じるのは、これらの物質が現場で生産されているからです。

　　白血球の突撃部隊（好中球）はやることが多少手荒で、そのために組織が痛むことがあります。　　それが「炎症反応」です。

　　　もう一つの痛みの役目は、現場の惨状をあなたに伝えるためです。体を動かしてはダメで　すよというサインなのです。

　　上記のような急性炎症は一定のスケジュールがあります。これは骨折でも肉離れでもやけどでも同じ流れをたどります。

　　痛みは

　　１　８時間で最大値の５０％に達する

　　２　７２時間で最大値に達する

　　３　その後、下降して６～７日目には消える

　　　これは哺乳類では全て同じです。この間は整体を行っても当然良くなりませんし、してはいけません。

　　氷やシップで冷やし安静にしていましょう。

　　痛みは上記のように約一週間で収まりますが、ちぎれた筋繊維はそのままなので動かすと痛い状態は、さらに２～３週間続きます。

　　これらが、いわゆる「日にち薬」として知られています。

　　でも、日にち薬では治らないことがあります。つまりこの間ちゃんと体重がかかっていなかったため、筋肉低下や柔軟性が落ちているのです。

　　これが次の「機能障害の痛み」につながっていきます。

　このお話は次回に。