皮膚にまつわるエトセトラ：2023年4月25日｜スピロソフィアのブログ

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投稿日：2023-04-25 11:27:39.0

皮膚にまつわるエトセトラ: こんにちは、国立市の整体院スピロソフィアの光田です。
国立駅から歩いて約5分、国立市公民館のすぐ側、Cafe&bar ELKの隣です。

ボディケアのお仕事をしておりますと、皮膚に触れることは多いわけで、皮膚のこと気になります。

そもそも皮膚はお母さんの胎内でひとつの受精卵が分裂を繰り返して外胚葉・中胚葉・内胚葉と３つの胚葉に分かれるんですが、内胚葉は内臓、中胚葉は筋や骨、そして外胚葉は表皮・脳神経組織になるんですね。

な、な、なんと皮膚さんと脳君は出身が一緒の元クラスメートなんですよ。

皮膚の働きとしては、暑さや寒さ、紫外線や毒物など外部から身体を守ったり、体内の水分が失われるのを防いだりするバリア機能があります。

皮膚のバリア機能は表皮の角層がになっていてケラチノサイトと脂質により構成されているんだって。

東洋医学だと『衛気（えき）』という考え方あり。
衛気は体表を保護し外邪（がいじゃ）の侵入を防ぐ免疫作用のこと。

また衛気は五臓（ごぞう）の中の『肺』『脾』『腎』の働きと深く関係あり。

『肺』は宣発（せんぱつ）作用により、衛気のバリアを全身に拡散させる働き。
『脾』は運化（うんか）作用により、食物の栄養物質を消化・吸収をして気（エネルギー）に変換し、衛気を生み出す。
『腎』は「精を蔵す」といわれていて、生み出された気を貯蔵する働き。
てことは、栄養をしっかりとって、ゆったり呼吸を整えるといいですね。
スピロソフィアでは結構呼吸の調整を入れますが、こういう理由です。

で、次に、生理学的に見てみると、皮膚の免疫機能に一役買っている一酸化窒素（NO）という物質の働きも押さえておきたいですね。

一酸化窒素（NO）は何かが燃えると出てくるものとして有名ですが、私たちの体内でも生成されていて、血管やリンパ管を拡張させその流量を増やしたり、神経伝達や免疫・防御システムとして使われます。

マッサージなどで、血流やリンパの流れがよくなるのは手技の圧刺激によって血管・リンパ管の内皮細胞が一酸化窒素（NO）を合成して放出するからと考えられていたんですが、最新の研究によると表皮を構成している細胞のケラチノサイトにも一酸化窒素（NO）を合成することがわかってきたんですね。

しかも、圧力をかけたり、紫外線を浴びると、ケラチノサイトはATPまで放出するそうです！

皮膚すげーな！