体を一定に保つ仕組み-ホメオスタシスとは-：2023年3月29日｜アイバランス(i-BALANCE)のブログ

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投稿日：2023-03-29 16:21:11.0

体を一定に保つ仕組み-ホメオスタシスとは-: 食べ物を消化したり心臓を動かしたり、人間の体は生命を維持するために自分の意識しないところでいろいろと勝手に、うまいこと動いています。

このいろいろとやってくれるのが自律神経。

そして、特にその自律神経を管理してくれているのが脳の視床下部という部分です。

では、具体的に視床下部はどんなことをしているのでしょうか、ちょっとみてみましょう。

・体温調節
・血糖調節
・水分量管理
・ホルモン分泌の調節
・体内時計の調節
・食べる・飲むなどの本能行動の調節
・怒りや悲しみなどの情動行動の調節

このとおり、とにかく多忙です。

そんな視床下部の仕事ぶりを知ってか知らずか、ぼくらは日々、さまざまな行動をしています。

日々の行動により環境はどんどん変化するため、体は大パニックです。

しかしぼくらは今日も元気。

それは視床下部が行動に合わせて調節をして、体がおかしくならないように一定に保ってくれているからです。

これがホメオスタシス。

ホメオスタシスのすべてを視床下部が担っているわけではありませんが、特に自律神経との関わりが深い視床下部が体を一定の状態に保つために重要な部位になるわけです。

一定の状態を保っているからといって何をしてもいいというわけではありません。

偏った食事や過度の飲酒、睡眠不足やストレスなどでやっぱり自律神経のバランスも崩れてきます。

3食バランスよく食べ日光にも適度に当たり、運動してしっかり寝る。

そんな健康に良いとされる理想な生活が送れたら自律神経のバランスも崩れにくいのかもしれませんが、そんな生活を送るのは難しいですよね。

日々の食事内容の見直し、睡眠時間の確保、ちょっと散歩してみる、などなどなんでもいいので何となく不調を感じているのであれば生活に少し変化をつけてあげるだけでも体は変わっていきます。

そんな中で、マッサージ受けるというのも日々酷使している体を労うには良い選択です。

ゆったりとしたマッサージやアロマのいい匂いなど、心地よい刺激は脳にもいい影響を及ぼします。

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【参考文献】
鈴木郁子編著 (2021)『やさしい自律神経生理学 -命を支える仕組み-』中外医学社

荻野祐一編著(2023)『痛みの心理学-感情として痛みを理解する-』誠信書房