標準治療を否定するような人や情報からは離れよう：2024年3月6日｜アイバランス(i-BALANCE)のブログ

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投稿日：2024-03-06 12:12:17.0

標準治療を否定するような人や情報からは離れよう: 今回は標準治療の否定は危険というお話をしたいと思います。

日本において、最も高いレベルの治療方法は健康保険が適応となる標準治療です。

もちろん標準治療だけでは補えない部分もあり、そこを補うためにも鍼灸やあん摩マッサージ指圧師によるマッサージ、漢方などの補完代替療法というものがあります。

とはいえそれらはあくまでも補うものであって、第一に検討するのが標準治療となります。

薬はあまり飲みたくない、なかなか症状が治らない、医師への不信感がある。

標準治療に対しこのようなことを感じる人も少なくないかと思います。

悩んでいる症状がなかなか治らないと不信感が出てきてしまいますよね。

しかし、人の不安につけ込んでくるビジネスというものがあるということは覚えておいた方がいいでしょう。

そのようなビジネスに多いのが標準治療の否定です。

ごく少数だとは思いますが、ぼくらのような国家資格を持った人間でも標準治療を否定する先生がいます。

医師でもいます。

解剖学や生理学といった基礎学問を習い標準治療も習ってきたはずなのに、標準治療を否定する情報に流されてしまうのは悲しいことです。

そのような情報は大抵、インパクトの強い言葉を使っています。

「薬を飲むのはやめて、うちで鍼灸していれば治るよ」、「気分が悪いのはデトックスしているからです。この酵素を飲み続ければ必ず良くなる」などなど、こんなようなことを言ってくるかもしれません。

「どこに行っても治らなかった〇〇が改善」
「〇〇専門整体院」

このような文言も多くみられます。

しかし、標準治療を否定するような人や情報からは離れた方がいいでしょう。

代替補完療法は標準治療だけではできない、QOL（生活の質）の向上が望める可能性があります。

もしかすると標準治療との相乗効果もあるかもしれません。

でも、標準治療を放棄してまで受ける代替補完療法はありません。

治療できる機会を失ってしまう可能性があります。

もしもそのようなことを伝えてくる人や情報を見かけたら離れることをおすすめします。

【参考】
『医者の病院をうまく使い倒す34の心得』著者山本健人　KADOKAWA