顎関節症について：2021年4月2日｜マーサメディカルグループまつなが整骨院亀有南口院のブログ

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投稿日：2021-04-02 13:48:10.0

顎関節症について: こんにちは！
まつなが整体院亀有南口院の米山です！

本日は顎関節症について紹介します。
顎関節症(がくかんせつしょう)とは、「口を開けると痛む(開口時痛)」「口が開かない(開口障害)」「あごで音がする(関節雑音)」といった症状がでるあごの疾患です。これらの症状は、あごの関節を構成する骨・筋肉(咬筋：こうきん・側頭筋など)・関節円板・靭帯などの異常によって生じます。タイプ別に１型(筋肉の異常)、２型(関節靭帯の異常)、３型(関節円板の異常)、４型(骨の異常)、５型(どれにも当てはまらないもの)があり、タイプによって治療法が異なります
１型
主にあごの筋肉(咬筋・側頭筋など)の「使いすぎ」が原因のいわゆる「筋肉痛」です。咬筋は頬、側頭筋はこめかみに痛みを生じるので、こめかみの痛みから「頭痛」と訴える患者さんもいます。これは、筋マッサージやあごの安静で治療します
２型
関節靭帯の異常で、簡単に言うと「あごのねんざ」です。無理に口を開けすぎたり、固いものを食べたり、歯ぎしりや食いしばりでも生じます。
あくびは控える、固いものは避ける、食事は小さくカットしてあまり大きく口を開けないでいいようにするなど、可能な限りあごを安静にして治療します。
３型
関節円板の異常です。関節円板とは、上あごの骨と下あごの骨の間に存在する、クッションのような役割をする組織です。III型の患者さんは関節円板の位置がずれてしまっているため、口を開けると「カクカク」「ポキポキ」といった「関節雑音」を伴います。
関節円板のずれがひどくなると「関節雑音」が消失して「開口障害」が出現します。
４型
関節を構成する下顎骨の関節突起の変形によるものです。このタイプは症状だけでは診断困難です。そのため、顎関節症で来院された患者さんの診断は、まず、あごのレントゲンを撮影して骨の変形がないか調べるところからスタートします。
「痛みなく」「十分に口が開く」ことを目標にマウスピース治療や開口訓練を行います。