【解説】便秘について【中編】：2021年3月22日｜仙台整体タマハガネのブログ

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投稿日：2021-03-22 13:25:02.0

【解説】便秘について【中編】: 引き続き便秘についてお伝えしていきます！

今回は、「食物繊維」と「便秘薬のメカニズム」についてそれぞれ書いていきます(*'▽')

１．食物繊維について

よく、便秘には食物繊維を摂取すると良いといわれていますが、食物繊維には2種類あります。

・水溶性食物繊維
　水に溶ける（ワカメ、キャベツ、大根、こんにゃくなど）　→便を柔らかくする

・不溶性食物繊維
　水に溶けない（ゴボウ、豆類、キノコ類）　→水分を吸収して便をかさ増し

水分が足りてない場合は水溶性食物繊維を摂取する必要がありますし、不溶性食物繊維を摂取して腸に残った便を一緒に排出するなど、それぞれ役割が違います。

ちなみに納豆は水溶性と不溶性の両方を併せ持っていてめちゃくちゃいいと言われたり、キムチやヨーグルトなどの発酵食品もよいと言われますが、ヒトによっては逆に便秘になる場合があります。日本人の10人に1人は過敏性腸症候群で、普段から胃腸の調子が良くない人には合わない場合があるようです。

身体の調子に合わせて食べ物を変えてみたり、今の状態には水溶性か不溶性かなど見直してみるなどして、身体に合うバランスの良い摂取を心がけましょう！

２．便秘薬のメカニズム

便秘に悩む人なら便秘薬を飲んだことがあるかもしれませんが、便秘薬には２つの種類があります。

ざっくりいうと、「腸の容量を増やす」か「腸を動かす」かの2種類です。

前者は腸を膨張したり粘膜の滑りをよくする働きがあります。
→塩類下剤（塩化マグネシウム）、膨張性下剤、湿潤性下剤など

後者は大腸、小腸粘膜や腸壁の神経を刺激して腸運動を促進させる刺激性下剤になります。
→大腸刺激性（ラキソベロン、ブルゼニド）、小腸刺激性（ヒマシ油）など

薬を選ぶときは、自分の症状に合ったタイプを選ぶ必要があります。

そして薬はもうどうしようもないときに服用するものです。頼り続けてしまうと腸の運動が自力で出来なくなり、薬なしでは便秘が改善できない身体になってしまいます。

最近は「腸活」が流行っています。薬に頼らなくても良いように、調子の良いときにできるだけ腸活などして腸を改善していくことをお勧めします。

今回は以上です！

さて、次回はようやく個人的おすすめの便秘解消法をお伝えしますので、興味のある方はまた3日後あたりにのぞいてみてくださーい(*'▽')