409.復習号　トレーニングやり過ぎの果ては「うつ病」：2024年1月28日｜パーソナルジム土浦きんに君のブログ

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投稿日：2024-01-28 22:55:06.0

409.復習号　トレーニングやり過ぎの果ては「うつ病」: こんにちは。金子です。
今回は以前ブログで紹介した「オーバートレーニング症候群」についての復習です。
これはそれを加筆修正したものです。

結論はこんな感じ。
・オーバートレーニングは「パフォーマンスの低下」「筋肉減少」につながる
・重症化すると「食欲不振」「意欲喪失」「抗うつ」につながる
・トレーニング量の見直しと、疲労管理が大事

●オーバートレーニング症候群とは？

人間の身体の回復量を超えた負荷をかけ続ける事でパフォーマンスが持続的に低下する事をオーバートレーニングと言います。
人間ではそのような実験的なトレーニングはできませんので、動物を使った実験があります。ラットを12週間、週５トレーニングさせたところ、タイプ1(遅筋)とタイプ2a(中間筋)の減少、炎症成分も顕著に増えているとのことです。

オーバートレーニング症候群には３つのフェーズがあります。

・軽症　日常は問題ないが、トレーニングの強度についていけなくなる
・中等症　軽度トレーニングでも強度が上がるとついていけなくなる
・重症　軽度トレーニングでもトレーニングが出来ない。不眠になる。

このような症状になり「慢性疲労」「心拍数の上昇」「喪失」「睡眠障害」
最悪は「抗うつ」になります。

●筋肉が成長するのは？

答えは「ストレスへの応答反応」になります。
メンタルでもそうですが、物理的な刺激でも人間は耐えられるよう作り替えられます。
そしてストレスに耐えられるよう適応していきます。

このような「適応」には３段階があります。

・警告反応期　身体がストレスにビックリする
・抵抗期　身体がストレスに適応する
・疲弊期　身体がストレスに適応できなくなる

大事なことは「疲弊期」に陥らせない事がオーバートレーニングにならないためには重要な事です。

●筋肉は分解される事が多い

筋トレをすると「48時間の合成」「72時間の分解」が起こります。
同一部位のトレーニングでは中3日を開けることが推奨されます。

日本の研究で初心者の場合、本当に強度が高いトレーニングをすると28日間回復しない事が分かっています。上級者でも完全回復まで９日間を要したとあります。

このことから、筋トレは毎日しない、ハードにやり過ぎないように疲労管理をすることが良い身体づくりには必要になります。

今回はこの辺で。
土浦きんに君　金子祐希