血圧を下げるための有酸素運動！：2025年1月9日｜ソイルストレッチ(SOIL-STRETCH)のブログ

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サロンのNEWS

投稿日：2025-01-09 13:16:40.0

血圧を下げるための有酸素運動！: こんにちは！

タイトルは少し簡単そうな内容を想起しますが、、ちょっと難しい話を展開しております。
運動されている方や健康に気を使っている方には有益な情報です。

では、いきます！
みなさんご存知の通り、有酸素運動は、収縮期血圧や拡張期血圧を改善する上で薬物療法以外の有効な介入方法の一つです。特に、レジスタンス運動と比べて血圧低下への効果が高いことが報告されています。ただし、運動の強度、年齢、肥満度、運動の種類などによって効果に違いが生じる為、適切な運動強度を選ぶことが重要です。過度な運動は逆効果となる可能性もあるため、エビデンスに基づいた正しい運動指導が求められます。今回は運動強度や種類（水中運動、地上運動）に焦点を当て、現時点のエビデンスを確認していきます！

血圧低下効果に最適な運動強度
2021年のシステマティックレビューでは、異なる運動強度による血圧への効果が比較されました。その結果、中等度の運動トレーニング（最大心拍数やVO2 Maxの55-80%）が、収縮期・拡張期血圧の低下に最も効果的であることが分かりました。一方、高強度インターバルトレーニングは安静時心拍数やBMIの改善に効果的でした。これらの結果は、対象者の年齢や肥満度、高血圧の程度により異なる可能性があるため、柔軟な運動指導が重要です。

水中運動と地上運動の血圧低下効果
2022年のシステマティックレビューでは、水中運動と地上運動の血圧低下効果が比較されました。水中運動は夜間の血圧低下効果が特に顕著であり、迷走神経調節の影響が関与している可能性が示唆されています。日中の血圧に関しては有意差は見られませんでしたが、水中運動は荷重制限が必要な患者やバランスに課題がある患者に適した選択肢となります。

何故水中運動が夜間においてより大きな血圧減少効果をもたらしたかについては明らかにされていませんでした。しかし、研究者達は水中運動後による迷走神経調節効果の影響である可能性があると指摘しています。

結論
有酸素運動の効果は、対象者の個別性や運動の種類・強度によって大きく異なります。エビデンスを活用しつつ、その人に合った運動プランを提案することが重要です。今後も新たな研究結果を取り入れながら、最適な指導を行っていく必要があるようです。

薬に頼らずに、運動や食生活で血圧をコントロールすることができるようになりたいものですね。