変形性股関節症：2023年12月6日｜錦糸町ひまわり整体院のブログ

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投稿日：2023-12-06 14:30:13.0

変形性股関節症: こんにちは
めっきり寒くなってきて体調に変化はないでしょうか

今回は股関節周りのトラブルに関してお伝えします。

まずは変形性股関節症について説明します。

股関節の関節軟骨の変形・摩耗により関節の破壊が生じ、そのあと反応性の骨増殖が生じる疾患を
変形性股関節症と呼びます。

日本では
先天性股関節脱臼
臼蓋形成不全
大腿骨頭壊死

など様々な疾患・外傷に続発することが多いとされています。

変形性股関節症は股関節の可動域制限や筋力低下などの機能障害により
日常生活に支障をきたす症状です。

〇股関節と腰痛の関係
それでは股関節と腰痛の関係を見ていきます。

股関節は前方が大腿骨頭を覆う比率が少ないため骨盤を前傾して骨頭被覆率（多く覆う）を上げる
ことがあります。

骨盤が前傾になると腰椎の生理的彎曲が増し（反り腰）背骨の椎間関節がぶつかる力が増え
椎間関節由来の痛みが生じます。

次にトレンデンブルク歩行について述べます

〇トレンデンブルク歩行

お尻の中殿筋が遊脚側の骨盤を挙上するように作用しますが
筋力低下が生じると遊脚側の骨盤が下制するこをトレンデンブルク歩行といいますが
その原因は中殿筋の筋力低下のほかに
小殿筋・大殿筋にもあるとされています。
小殿筋は大腿骨頭を寛骨臼にひきつけるように作用し
大殿筋上部繊維は股関節外転作用をもち骨盤の運動を支持することができるからです。

〇股関節の可動域制限

股関節の可動域制限は
・骨棘の存在
・関節包靱帯の肥厚・短縮
などが原因となって生じますが
股関節外転筋の筋力低下により骨盤を支持できない症例では
内転筋群の筋収縮により骨盤を支持することがあります。

このような状態を続けていると内転筋群のれん縮が生じ
外転・外旋可動域が制限されます。

また外旋作用をもつ大腿方形筋・外閉鎖筋は外転作用により伸張されるため
大転子後方に痛みが発生することがあります。

股関節は四足歩行から二足歩行へ進化することで体重を支える役割を担うことになり
可動性を犠牲にして高い支持性を獲得しました。

そのため大腿骨頭を受け止める寛骨臼は深くて大きい構造となっています。

歩いていると股関節が痛い

反り腰で腰が痛く、股関節も痛い

そんな方はぜひ当院までご相談ください。

＃変形性股関節症　＃トレンデンブルク歩行