産前産後の反り腰2：2023年6月10日｜ほねつぎ平成けやき通り鍼灸接骨院のブログ

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投稿日：2023-06-10 15:48:48.0

産前産後の反り腰2: 前回のつづきなんですが、

産後の方なんかは腰が反ってくると内臓下垂といって、必ず内臓が下に落ちた状態になります。そうなるとぽっこりしたお腹になってしまうわけです。

すでに感じてる方も多いと思いますが、このポッコリお腹になってしまうと、どれだけ体重を落としても変わりません。なぜなら、内臓が下に落ちてしまっているから。

内臓が落ちてしまう原因が反り腰になっているからなので、もしポッコリお腹を改善していきたいのであれば、食事制限だったりダイエットとかをする前に反り腰を直すためのケアをやっていくべきです。

反り腰を直していくことによって、お腹がへこんできて内臓の負担も減れば、全身の代謝が上がってくるので、体重は落ちやすくなってきます。なので、妊娠中や産後の腰痛だったり、体の痛みを減らしていくにしても、分娩をスムーズに進めるためにも、そして産後のダイエットを成功させるためにも、やはりこの反り腰を改善していくことはかなり重要になってきます。

ここでポイント、なぜ妊娠中や産後は反り腰になってしまうのか？

これにはいくつも要因がありますが、その中でも重要なキーポイントになる部分が横隔膜です。いま妊娠中の方はすでに感じてると思いますが、お腹がどんどん、どんどん大きくなってきていますよね。それで、お腹が大きくなると、横隔膜は下からぐっと圧迫されてしまいます。大体4センチぐらい上まで圧迫されると言われているのですが、そうなると横隔膜が動かなくなって呼吸が浅くなってしまいます。

呼吸が浅くなると肋骨が正常な位置よりも開いた状態になるんですね。そうなってくるとお腹がぐっと前に突き出たような姿勢がさらに強くなってしまい、結果どんどん腰が反ってきてしまいます。

その反り腰を改善していくにはどうしてったらいいのかというと、横隔膜をちゃんと動かしましょうということです。横隔膜がちゃんと動いたら肋骨が閉じます。肋骨が閉じた結果として、腰が反らないフラットな状態にすることができます。

産後はとくに家事や育児が目まぐるしいので、ゆっくり呼吸する時間ってなかなかないと思うのですが、隙間時間にしっかり深く呼吸してあげるだけで、横隔膜ってちゃんと動いてくれるので、 1日の中で呼吸を意識して、深く吸う、深く吐くっていう時間をまずは作ってくださいね。