呼吸の話２　自律神経の調節に：2024年3月22日｜セプトきらく鍼灸整体院(Sept.)のブログ

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投稿日：2024-03-22 18:25:17.0

呼吸の話２　自律神経の調節に: 前回【痩せる呼吸】で呼吸と自律神経の関係に少し触れたので，自律神経を整える意味での呼吸について紹介します．

自律神経との関係で大事になる【心拍数】について少し説明します．
実は心拍数は一定のリズムで脈打つわけでなくほんの少しタイミングがずれているのが普通です．
一定のリズムで脈打っているとすると，交感神経が最大に働いている状態で心身的にかなり高ぶっている状態です．
具体的にどうタイミングがずれているかと言うと，息を吸い込むときは早めに脈打ち，息を吐くときは遅めに脈打っています．
これは心臓迷走神経という副交感神経の働きによるものと考えられます．

ここで自律神経を一度見直すと，心身的に興奮させる【交感神経】と落ち着かせる【副交感神経】とで心身のバランスをとるのが自律神経です．
このバランスが崩れると心身に不調をきたすと考えられていますが，どの程度影響を及ぼすのかは定かではありません．
ただし，眠れないとか目が覚めにくい，あとは花粉症の度合いなどは自律神経のバランスを整えることで良くなると思われます．

呼吸と心拍，自律神経の話に戻します．
・息を吸い込むとき・・・副交感神経の作用が止まり脈が早くなる
・息を吐くとき・・・・・副交感神経の作用で脈がゆっくりになる
この特性を活かして自律神経をコントロールしようという事です．

・体を活発にさせたいときは息を強く吸い込むようにする
・心身ともに落ち着かせたいときはゆっくり息を吐くようにする
事で心身をコントロール出来るのではないか？これはまだ【？】の段階です．
ちなみに交感神経がよく悪者のように言われますが，花粉症がひどくなるのは交感神経が抑制されて副交換神経が活発なときだと考えられますのでどちらも大事なんです！！
花粉症を楽にさせたいときは，筋トレ，ダッシュなど活発に体を動かしましょう！

もう一つ呼吸をゆっくり深く行うと，冒頭で説明した脈拍のリズムのズレが大きくなる事がわかっています．
このズレが大きいときは心身とも安定してるときだと考えられますのでまずはゆっくり深く呼吸うすることから始めましょう．

そして脚への鍼灸の刺激は副交感神経である迷走神経を介して脳血流が増加するという知見もありますので，鍼灸の施術なんかも良くなったりします．
ぜひ一度呼吸とともに試してください！