東洋医学のおはなし「肥満について」：2023年11月17日｜ブルハ(Bruja)のブログ

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投稿日：2023-11-17 17:55:49.0

東洋医学のおはなし「肥満について」: 今回は肥満について考えてみましょう。
　一般的に肥満については、「脂肪組織に脂肪が過剰に蓄積した状態で、体格指数(BMI)25以上のもの」が肥満と定義づけられており、BMIは、
　　体重（ｋｇ）÷身長（ｍ）2で求められます。あくまで目安のひとつではありますが。
　では何故そのような状態になるのか？毎日の摂取エネルギーが消費エネルギーを上回ると過剰分が体脂肪として蓄積されます。それが続くことが肥満の原因のひとつといえるでしょう。
　とすれば話は簡単。自分の一日の消費エネルギー以上に食べたり飲んだりしなければいいんです。
　まぁ実際それが簡単に出来たら誰もダイエットに苦労はしないんでしょうけど・・。
また、極端な事をしたり無理をして栄養が偏ったり、我慢ばかりしてストレスを貯めたりしても健康には良くありませんので、あくまで適正な栄養バランスの中で適度な運動をしつつ適正なカロリーを摂取することが重要になってきますね。
最近は、スマホアプリなんかでも、食事のカロリー管理が出来て便利ですね。
実は私も使っています。
　
　では、東洋医学ではどう考えるのかですが、黄帝内経という中国の医学書には「肥満者は痰が多く気虚がある、気虚により気の巡りが滞り痰が生まれる」とあります。痰とは老廃物のことを意味します。そして「肥満者には湿が多い」とも記載されています。
　この「痰・湿」に関係しているのが脾と腎になり、脾は食物の消化と栄養の生成をするところなので働きが悪いと痰・湿を生みます。
一方腎は生命エネルギーを貯蔵し水分の代謝を司るので、働きが悪いと痰・湿を生みます。
ということは、気虚を防ぐことと脾・腎の働きを弱らせずにエネルギーや水分の代謝をスムーズにするのが肥満解消への近道、ということになりますね。
では気虚に対するツボをひとつ紹介します。臍の指二本分下にある「気海（きかい）」になります、武術などでは臍下丹田という言い方もする、その名のとおり気が集まる場所ですね。

私の好きな仮面ライダーも、変身の際にはここに気を貯めてます！

もう一つ、痰湿改善に良いとされる「豊隆（ほうりゅう）」というツボで、膝の皿の下端と外くるぶしを結んだ真ん中で指２本外側に位置しています。
ツボを押しつつ、適度な運動と適正な食事で無理のない減量をしてみませんか？ぶるはでは食事制限のアドバイスも行ってます。