「顔が痛む...」三叉神経痛の改善例：2024年5月11日｜リップルオステオパシー整体院(RIPPLE)のブログ

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投稿日：2024-05-11 17:44:16.0

「顔が痛む...」三叉神経痛の改善例: こんにちは。RIPPLEオステオパシー整体院の中野です。
先日、「三叉神経痛」の診断で来院された方がいました。
(ご本人に掲載許可は得ています。)

半年間、鍼灸院に通われていたのですが、痛みが良くならず...とのこと。
薬はできるだけ使いたくないとのことで、ご相談を頂きました。

当院は顔面に分布する神経に対する施術も行っていたので、お力になれると思い、お引き受けしました。

治療としては以下の点をチェックします。

・この神経が過敏になっていないか？(過敏な神経は筋肉と同じように固く感じる)
・この神経がどこかにひっかかっていないか？
・筋肉などに圧迫されていないか？
　
　一般的には、上記のいずれかに該当する場合にそれに対応した施術を行います。

　しかし、今回の症例は一般的な三叉神経痛に当てはまらないものでした。
　頬の神経に優しく牽引をかけてみましたが、どうも頭蓋骨の中に引っ張り込まれているようで、むしろ引っ張り返される感覚がありました。

　このような症状が出る場合、「中に引っ張り込まれる」ということはどのようなことが考えられるでしょうか？。
　この赤丸で囲まれた「脳幹」という部分は三叉神経の根本であり脊髄の一部です。その脊髄がお尻の方に引き込まれていたのが大きな問題でした。常に三叉神経にストレッチがかかっていたわけです。

脊髄は背骨から出で内臓や手足の神経となります。
今回の方は小さいころに盲腸の施術をされていました。その盲腸の施術痕まわりは筋膜が固くなり、神経が引き込まれて、癒着しており、脊髄まで引っ張っているご様子でした。

施術の内容は
・施術の痕の周りを柔らかくすること
・癒着をできるだけ剥がすことでした

2回目の施術のあと、冒頭のメールを頂きました。

まだ完全ではない、とのことでしたが、明らかな効果があったとのことでした。
一回の柔軟体操で股割りができないのと同じで、こういった組織に柔軟性を求める場合は継続して刺激をいれる必要がありますが、光明が見え、なによりな一件でした。

子供の頃に怪我や手術をした部位が問題を引き起こすことがあるため、当院では怪我や手術歴を慎重に伺っています。

もし原因不明の症状でお悩みの方がいらっしゃれば、是非一度当院の施術をお試しください。