鍼灸ブログ/五臓六腑と奇恒の腑　胆の話プロローグ：2024年4月9日｜アルケル鍼灸整骨院のブログ

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投稿日：2024-04-09 09:43:57.0

鍼灸ブログ/五臓六腑と奇恒の腑　胆の話プロローグ: 100歳まで笑顔で歩ける身体をサポートする！
福岡市南区塩原のアルケル鍼灸整骨院、鍼灸師の浅子です。

今日は物事に恐れず、臆せず、驚かない気力。動じない心
→「胆力」について語ろうと思ったのですが、その為にはもっと基礎の話が必要だと思いました

胆力とはそのまま、胆の力なので、胆の説明を先にします

本日は蔵象学の基礎→五臓六腑、奇恒の腑について話します
東洋医学系の話です
体内にある五臓六腑
正しくは六臓六腑は、紀元前400年頃には体表部の五官(目、舌、口、鼻、耳/二陰)や筋肉と密接な関係があると言われていました

五臓(六臓)とは肝、心、脾、肺、腎、心包で、中身のある「実質系臓器」の事です
皆さんのよく知る臓器(肝臓や心臓)とは、似たような少し違う観念的なものだと捉えて下さい

これらは精気(神気)を宿した生命活動の中枢部です
肝は血(けつ)の貯蔵と血流量調節
心は血を全身に巡らす循環作用があり、精神・意識活動を司る神(シン)が存在する……のように現代解剖学の臓器とは毛色が異なります

ちなみに聞きなれない　心包　は心の外面を包む膜で、心を保護していると考えられています

六腑は胆、小腸、胃、大腸、膀胱、三焦で空洞、「中空の臓器」です
食べた食物が消化され、消化した物を吸収し、清濁に分け、栄養と不要物に分ける。糞便に変え、水分や気を全身に送る。そんな通路のような物です
腑は通路なので基本的に何かを貯蔵する事はありません

聞きなれない　三焦　は水分(津液)と気の全身的な通路です

そして奇恒の腑
脳、髄、骨、脈、胆、女子胞は、五臓とも六腑とも違う「通常ではない臓器」です
機能や性質は五臓に似て、形は六腑に似ている
六臓六腑は臓腑でそれぞれに表裏関係がありますが、奇恒の腑は対になる臓腑もない

胆はこの中で六腑と奇恒の腑の両方に属する珍しい臓器です

ちなみに胆にまつわる経絡経穴は頭から足までの身体の側面を通っています
頭痛や耳鳴り、難聴、股関節や膝の異常、目の疾患などに使います

次回は　胆力　について語ります
気になる方は来院して詳しく聞いて下さい笑
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