ダイエットの歴史~日本人はいつ痩せなくなったのか~：2024年3月30日｜ライトジム(LAIT GYM)のブログ

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投稿日：2024-03-30 10:29:25.0

ダイエットの歴史~日本人はいつ痩せなくなったのか~: 大阪・梅田中津の女性専用パーソナルトレーニングジムLAIT GYMです！

2000年代初めにに大流行した『ビリーズブートキャンプ』に、糖質制限ダイエットなど、今も様々なダイエット法が考案され続けています。
「痩せ＝正義」が根強い現代だが、かつて肥満は自慢できることだったのです。

＜19世紀までは肥満は自慢＞

「まず運動し、お風呂で休養したら、健康的な栄養を摂りなさい」

そう説くのは、現代の肥満外来のドクターではありません。
2世紀に活躍した古代ギリシャの医師ガレノス。
ダイエットの黄金律を、人類は遥か昔から知っていたのです。

肥満は食生活が豊かな証拠であり、富の象徴でした。
19世紀のアメリカでは、「ファットマンズクラブ」という、ダイエットクラブではなく、肥満を自慢する会がたくさんあったくらいです。

ところが、19世紀末から、欧米を中心に食料事情が改善。
肥満者が増えるにつれて、肥満は避けるべきという考えが主流となり、前述の肥満クラブも次々と解散していきました。

＜世界のダイエットを牽引するのは、いまも昔もアメリカ。＞

アメリカでは20世紀初頭に食生活が激変、肥満者が増え出しました。
1921年には世界初のファストフードチェーンが大流行し、自動車が大衆化し、運動不足に拍車がかかり、肥満者が急増。
それに応える形でダイエット法が次々生まれるようになりました。

＜生活がアメリカ化するとダイエットが流行する＞

日本でダイエットが意識されるようになったのは、1964年の東京オリンピックを境に「食の欧米化」が進み、生活習慣が徐々にアメリカ化されたからです。

1970年、カロリーという言葉を広めた『ミコのカロリーBOOK』が150万部のベストセラーになり「痩せ＝正義」の文化が根付いていきました。
その傾向は現在も続いています。
その後の糖質制限も日リーズブートキャンプもアメリカ由来だが、2000年代に入ると、レコーディングダイエット、カーヴィーダンスといった日本オリジナルの痩身法が現れては泡のように消えていきました。
それは継続性や効果に難があるからです。
ガレノスが言うような急がば回れの王道以外、ダイエットに近道はないのです。

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