腰椎椎間板ヘルニアについて：2025年3月23日｜中野坂上整骨院のブログ

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投稿日：2025-03-23 11:49:01.0

腰椎椎間板ヘルニアについて: 腰椎椎間板ヘルニアは、椎間板の中心にある髄核（ずいかく）が後方に飛び出し、神経根や馬尾神経を圧迫することで症状を引き起こす病気です。椎間板は脊椎の骨（椎骨）同士を連結するクッションのような役割を果たし、その中心にある髄核はゲル状の組織で、周囲を硬い線維輪（せんいりん）が取り囲んでいます。この構造が損なわれ、髄核が飛び出すことで神経を圧迫し、腰痛や下肢のしびれ、痛みなどの症状がでます。

腰椎椎間板ヘルニアの原因
姿勢の問題:
日常生活での姿勢が大きく影響します。猫背や腰を丸めて座る習慣があると、椎間板に不均等な圧力がかかり、髄核が後方に押し出されやすくなります。特にデスクワークや長時間の座り仕事をしている人は注意が必要です。

加齢:
加齢に伴い、椎間板の弾力性が低下します。椎間板は加齢とともに水分が減少し、柔軟性を失うため、外部からの圧力に対してもろくなります。これにより、髄核が飛び出しやすくなります。

物理的負荷:
重い物を持ち上げる際に不適切な姿勢を取ると、椎間板に過度な負担がかかります。これが繰り返されると、椎間板の損傷が蓄積し、最終的には髄核が飛び出してヘルニアが発生するリスクが高まります。正しい持ち上げ方や適切な体の使い方を学ぶことが重要です。

腰椎椎間板ヘルニアの治療
腰椎椎間板ヘルニアの治療は、症状の重さや発症の段階によって異なります。初期段階では、物理療法やリハビリテーション、薬物療法などの保守的な治療が効果的です。具体的には、温熱療法や電気刺激療法、専門の理学療法士や柔道整復師によるマッサージやストレッチが挙げられます。また、リハビリテーションでは筋力トレーニングや柔軟性を高める運動を行い、脊椎を支える筋肉を強化します。薬物療法では鎮痛薬や消炎薬が用いられ、場合によっては神経ブロック注射も行います。

しかし、症状が進行して保守的な治療が効果を示さない場合は、手術によって、飛び出した髄核を取り除き、神経の圧迫を解消することで症状を改善します。手術の種類や方法は、患者の状態に応じて選択されます。
腰椎椎間板ヘルニアは、適切な予防と早期の対応が重要です。日常生活での姿勢に注意し、適度な運動やストレッチを取り入れることで、発症リスクを減少させることができます。
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