「保存療法（ほぞんりょうほう）」ってどんなこと？：2025年4月9日｜キンマク岡山大雲寺院(KINMAQ)のブログ

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投稿日：2025-04-09 14:05:02.0

「保存療法（ほぞんりょうほう）」ってどんなこと？: 「保存療法（ほぞんりょうほう）」という言葉、病院などで聞いたことがある方も多いかもしれませんね。
でも、「具体的に何をするの？」「手術と何が違うの？」と疑問に思っている方も多いはず。

「保存療法」とは、手術をせずに、自然な治癒力を活かして症状の改善を目指す治療法のことです。
骨折や腰痛、関節の痛みなど、さまざまな病気やケガの治療に使われています。

◆保存療法の具体的な内容は？
保存療法といっても、ただ放っておくわけではありません！状態や症状に応じて、以下のような方法が組み合わされます

1.安静　固定
動かすと悪化する場合は、ギプスやコルセットで患部を固定して安静にします。

2.薬物療法
痛みや炎症を抑えるために、鎮痛剤（痛み止め）や抗炎症薬が処方されます。

3.リハビリ運動療法
筋力や関節の動きを保つために、理学療法士の指導のもとで行うリハビリも重要です。無理のない範囲で徐々に回復を目指します。

4.装具療法
サポーターやブレースなどの医療用装具を使って、日常生活の負担を減らすこともあります。

◆どんなときに保存療法が選ばれるの？
次のようなケースで、まずは保存療法が選ばれることが多いです
　軽度の骨折（ズレがないもの）
　椎間板ヘルニアやぎっくり腰
　変形性膝関節症（初期～中期）
　軽い靭帯損傷や筋肉の炎症
「とりあえず手術」は避け、体の回復力を引き出しながら改善を目指すのが特徴です。

◆保存療法のメリット　デメリット
◎メリット
　体への負担が少ない
　合併症や後遺症のリスクが低い
　通院しながら生活を続けられることが多い
△デメリット
　改善に時間がかかることがある
　症状が進行する場合は手術が必要になることも
　自己管理（安静　リハビリ）が大切

◆手術とどう違うの？
簡単に言うと、
　保存療法：自然に治る力を活かして治す
　手術療法：体の構造を直接変えて治す
というイメージです。
医師は症状の程度や生活スタイル、年齢などを総合的に判断して、どちらがベストかを決めてくれます。

◆まとめ
保存療法は、体に優しく、自然な形で回復を目指す治療法です。焦らず、コツコツと取り組むことで、手術なしでもしっかり改善するケースはたくさんありますよ。
もし気になる症状があれば、まずは専門医に相談して、自分に合った治療法を選んでくださいね。