銀座山元鍼治療院のブログ
サロンのNEWS
投稿日:2025-10-10 08:50:16.0
- 舌痛症 ― 舌がヒリヒリ・ピリピリする、その痛み ―
- 「舌がヒリヒリする」「焼けるように痛い」「でも見た目は異常がない」
そんな症状が続くときに考えられるのが、**舌痛症(ぜっつうしょう)**です。
口内炎などの病変がないのに、舌の先や縁に慢性的な痛みや違和感が出るのが特徴で、
中高年の女性に多く、食事や会話にも支障をきたすことがあります。
◯ 原因
舌痛症は、いくつかの要因が重なって起こると考えられています。
主な要因には、神経の過敏化(末梢・中枢の痛み伝達異常)、ホルモンバランスの変化(更年期など)、ストレスや自律神経の乱れ、ドライマウス、かみ合わせや義歯の刺激などがあります。
また、鉄・亜鉛・ビタミンB群の不足も関係します。
血液検査や舌の視診で、全身と口腔の両面から要因を丁寧に確認することが大切です。
◯ 診断と治療
. 診断では、舌や口の中に炎症や潰瘍がないかを確認し、歯や義歯の刺激、口腔カンジダ、神経障害などを除外していきます。
特徴的なのは、舌の先や側面のヒリヒリ感、食事・会話での痛み、
朝より夕方に強くなる傾向、そして見た目の異常がない点です。
. 治療は、神経の過敏を抑え、心身のバランスを整えることを目的に行います。プレガバリン・アミトリプチリンなどの神経痛治療薬、抗不安薬や漢方薬(加味逍遥散など)、口腔乾燥への保湿ケアや栄養補充(鉄・ビタミンB群など)を組み合わせます。
ストレスが関与している場合は、カウンセリングや睡眠改善も有効です。
◯ 鍼治療の役割
舌痛症は、神経過敏と自律神経の乱れが関係しており、鍼治療はこの2つにやさしく働きかけます。
舌や顔まわりの血流を改善して神経の興奮を鎮め、自律神経を整えリラックスを促します。
刺激は穏やかで副作用も少なく、薬との併用も可能です。
◯ まとめ
舌痛症は見た目に異常がないため理解されにくい病気ですが、神経と自律神経のバランスを整えることで回復を目指すことができます。
薬・栄養・生活ケアに加え鍼治療を取り入れることで、少しずつ舌の痛みがやわらいでいく方も多くいらっしゃいます。
当院では、大学病院勤務時代に口腔顔面痛や舌痛症の患者様を多数治療してきた経験をもとに、
お一人おひとりの体質と症状に合わせた丁寧なケアを行っています。

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