かわごえ整体院のブログ
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投稿日:2025-11-01 09:27:13.0
- 立つということ。
- ごきげんよう、川越です。

私たちは「立つ」ことを、静止と勘違いしています。
でも、立つとは、止まることではありません。
人は立っている間、常に前後・左右に揺れています。
その揺れはわずか数ミリ。
体はこの微小な動きを、筋肉・関節・神経で感知し続けています。
この動きを止めようとした瞬間、
反射は抑え込まれ、安定は失われます。
Gatevら(1999)は、重心のわずかな揺れが「制御ではなく探索」であると報告しました。
人は揺れを探りながら安定を保っている。
つまり、“静止”はバランスの結果であって、目的ではないのです。
MorassoとSchieppati(1999)はさらにこう述べています。
「筋の硬直は安定の指標ではなく、反応の欠如である。」
筋を固めることで立てるように見えても、反射が働かない構造は“支えたつもり”でしかない。
この「反応の欠如」こそ、現代人の姿勢トラブルの本質です。
Sherrington(1906)が提唱した「相反抑制」は、
体の一部が働くとき、拮抗筋が緩むことで成立するバランスの仕組みです。
この反射は、姿勢制御にも関与しています。
筋肉を固めて“良い姿勢”を作ろうとすると、
この相反抑制が破綻し、拮抗筋同士が同時に緊張します。
これが肩こり・腰痛・頭痛の背景です。
本来、姿勢とは反応の連続。
揺れに抗うのではなく、揺れに応じること。
重力に「合わせる」構造の中にこそ、本当の安定があります。
体は、止まらないことで支えられている。
その自然な揺れを取り戻すことが、
終わりのある整体の目的です。
参考文献、概念
Sherrington, C.S. (1906): The Integrative Action of the Nervous System.
Gatev, P. et al. (1999): “Quiet stance is not stillness, but a dynamic exploration of balance.” Neurosci Lett, 264(2).
Morasso, P. & Schieppati, M. (1999): “Can muscle stiffness alone stabilize upright standing?” J Neurophysiol, 82(4).
Latash, M.L. (2012): The Bliss of Motor Abundance.
Shumway-Cook & Woollacott (2017): Motor Control. Translating Research into Clinical Practice.
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