アレルギーについて：2019年4月4日｜アングレカム(Angraecum)のブログ

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投稿日：2019-04-04 11:55:00.0

アレルギーについて: 先日TVでヘアカラーのアレルギーについての放送があったので、今日は知っているようで知らないアレルギーのお話。

まず大まかに分けると「アルカリかぶれ」と「ジアミンアレルギー」の2つに分かれます。

一般的に施術中のカラーで頭皮がしみたり、痒みが生じる時の殆どがアルカリかぶれになります。

お肌は弱酸性を保つことで健康を維持するように出来ており、強酸性やアルカリ性に傾くと刺激を感じるわけで。

しかし、普通は水で（お湯で）流せば中和されるのでOKというのが、一般的なカラーの安全性として認められているわけですな。

細かいことを言うと、毛髪に対しての残留オキシ（過酸化水素）とかの問題もあるにはありますが、キリがないので割愛。

そもそも頭皮もお肌の一部ですし、お肌の調子が悪い時は頭皮のコンディションが悪い時とも言えますし、花粉を含む空気中の粒子もお肌を敏感にする原因にもなったりしますよ。

それでも基本的にはシャンプー後すぐに、長くても2～3日後には治ることが多く、あまり問題にはなりません。

で、問題のジアミンアレルギーこと「酸化染料によるアレルギー性接触皮膚炎」ですが、基本的にはかゆみ・かぶれ・腫れる・ブツブツなどが出る等の症状が出ます。

一度であればそこまで重篤になることは無いそうですが、繰り返し行うことでアナフィラキシー症状を起こす事もあるそうです。

ちなみに、年間200件くらいはこういったジアミンアレルギーの報告があるんだそうですよ。

でも花粉症は2000万人とも言われてますしね、極めて少ないのは言うまでもないでしょう。

何で「～だそうですよ」という言い方になるかというと、美容師歴16年になりますが、日本も海外も含めて一度も見たこと無いんですよね。

なので聞きかじった知識だけになってしまうのが歯痒いところですが、大事なことなので皆様も覚えておきましょう。

元々お肌が弱い方、不安な方などはとにかくパッチテストをオススメします。

市販のカラー剤で結構ですので、「パッチテスト」でググってやっておきましょう。

最後に、もし重篤なアレルギーを持ちヘアカラーが出来なくとも、それ以外でヘアスタイルを楽しめる可能性はまだまだあります。

髪を綺麗に保ちたい。

可愛くありたい。

そういった気持ちを持つ方のために、我々美容師がいるわけです。