キューティクルってどこ？髪の毛の構造を理解しよう！：2020年9月19日｜アイディール(IDEAL)のブログ

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投稿日：2020-09-19 23:38:24.0

キューティクルってどこ？髪の毛の構造を理解しよう！: 髪の毛（毛髪）は巻き寿司のように３層の構造になっています。巻き寿司の具に当たる中心部分がメデュラ（毛髄質）。
ご飯に当たる中間部分がコルテックス（毛皮質）。
そして海苔のようにそれらをまとめている一番外側の部分がキューティクル（毛小皮）です。

毛髪の芯「メデュラ」
毛髪の0～3%を占めます。立方体の細胞が縦に細長く並んでおり、この細胞はタンパク質と脂質が主な成分。毛髪によってはメデュラがないこともあります。メデュラの役割についてはまだはっきり分かっていませんが毛髪の潤いや弾力性を守っているとも言われます。

髪の色・性質・しなやかさを決める「コルテックス」
毛髪の85～90%を占める重要な部分です。紡錘形をした繊維状のケラチンタンパク質の集合体です。弾力性に富みコルテックスの状態によって毛髪の性質（太さ・硬さ・強さなど）が決まります。通常では12～13％の水分を含み、この水分量が毛髪のしなやかさを左右します。
メラニン色素を含み、毛髪の色を決めている部分でもあります。
カラー剤でメラニン色素を脱色して違う色に染色したりパーマ剤でコルテックスの隙間の細胞間充物質という部分のシスチン結合を切って繋ぎ直したり、薬品の作用を受けやすい部分です。

毛髪を守ってツヤをみせる「キューティクル」
毛髪の10～15%を占めます。色は無色透明でイオウ含有量の多いケラチン（硬質タンパク質）が主な成分。外部の刺激から毛髪の内部を守り、コルテックスのタンパク質や水分が失われないように働いています。健康な毛髪だと、キューティクルの細胞６～８枚が密着して層になってコルテックスを取り巻き、毛髪の根元から毛先に向かってウロコのようにびっしり重なり合って並んで内部を守ってくれています。
Ｆ層という一番外側のキューティクル（エピキューティクル）のタンパク質と脂肪酸が協力に結合したものがキューティクルの表面をおおうことで水をはじきツヤを出してくれています。
表面は硬く丈夫で、ヘアケア用品に配合されるエタノールにも負けませんし、シャンプーの成分で溶けたり変質したりすることはありません。

コルテックスとキューティクルが整っていることが、絡まなくてツヤのある健康な髪の秘訣ということですね。