アルギニンとブリーチの関係：2017年12月30日｜ヘアートランプ(hair trump)のブログ

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投稿日：2017-12-30 14:44:19.0

アルギニンとブリーチの関係: 今回はアルギニンのお話。

その前にブリーチってなに？ってわからない方に小話を。
ブリーチは主原料が過硫酸塩で、過酸化水素と混ぜて使うことで化学反応がおき、髪を脱色させていくものです。黄色に、金髪に染めるってのと少し違って、髪のメラニン色素を破壊して明るくしていきます。
なので染色ではなく脱色なんですね。

日本人の髪はほぼ黒髪ですが、黒い色素で黒くなっているのではなく赤、青、黄色の色素がすごーく濃ーく入っているので黒く見えるんですね。ブラウン管テレビを近くで黒いところをよーく見るとわかると思いますが、そもそもブラウン管テレビなんてどこにあるんだって話ですがね。

普通のアルカリカラーでも、ブリーチでもメラニン色素の破壊は進むのですが、まず始めに青の色素が消えていきます、なので赤と黄色が混ざった茶色、オレンジと変化していき、更にメラニン色素の破壊が進むと次に赤が破壊されていきます。なのでブリーチ2回位すると完全に金髪に。
最後に黄色の色素ですがどれほどブリーチしても白色にはなりません。ならないというよりも、なる頃には4回以上のブリーチで毛髪が毛髪としての強度がなくなり少しの力で切れたり、薬の力で溶けたりしてしまいます。
うすーく紫色をいれたり紫シャンプーなんかをすると黄色の補色となり黄ばみを消してシルバーっぽく見えてパッと見、白色には見えます。

話は逸れましたね。
前述したブリーチ剤の過硫酸塩、これが粉なんですよね。知ってる方も多いかと思います。
このブリーチの粉が髪に残留しやすいわけですよ、そうするとムラになりやすかったり、その後の施術の邪魔になるわけですね。

そこでアルギニンなわけですよ。アミノ酸の一種で、ブリーチ後の残留成分を除去してくれるのと、弱アルカリ性にしてくれるんですね。
髪のpHは4.5～5.5の弱酸性で、等電点といって髪が安定するpHです。
ブリーチはおよそpH12～13くらいで、髪にとってはとても不安定な状態になります。こうして不安定な状態にすることで髪の形や色に干渉しやすくしているんですが、それはまた別の機会に。

ムコタ　アルギニンパーフェクト

ブリーチされた方、全員にこちらをシャンプー後に塗布して揉み込みますのでブリーチ後の発色も綺麗で豊かなものになります。

それでは今日はこの辺で。