ブローってなにさ：2019年6月5日｜ヘアートランプ(hair trump)のブログ

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ビューティー

投稿日：2019-06-05 23:23:21.0

ブローってなにさ: どうも高橋です！

さてさて、タイトルにもあるように我々がよくつかっているブローって用語。
ブローってblowで一撃とかって意味で乾かすって意味じゃないんですよね。
和製英語ってやつですね、意味的にはdryでいいですが、文章的に～blow～dry～って感じで使われることがあり、それがなにかがあって今日使わてるんだと思います。

パーマも本来はpermanent wave、パーマネントウェーブ。永続的な波って意味ですが、波やカールを伝えるならウェーブですよね。永続的を略してもなにも伝わらないので外国でパーマっていっても伝わりません。

さてブローに戻りますが。
髪の毛は4つの結合で構成されております。強い結びつきの順に。
フィブリル結合
シスチン結合
水素結合
イオン結合

フィブリルは髪の毛を縦に構成するもの。これが切れると髪が切れたり千切れたりします。枝毛はここが影響しています。元には戻りません。

シスチンは髪の毛の横の繋がり構成しています。パーマや縮毛矯正はここに作用します。なのでカールさせたりストレートにしたりできます。この話はまた。

イオン結合は髪の表面の吸着に影響します。ヘアマニキュアやヘアトリートメント、塩基性カラーなどはここを利用します。

さて水素結合はどこかというと髪の毛の横の繋がりに関わります。

水素結合が髪に及ぼすもので、とても重要な役割は。
「水分を含むと水素結合が切れ、乾くと再結合する。」ということです。
つまり髪を濡らすと結合が切れ癖がリセットされ、乾くと癖がつくということです。

なので私達のブローというところは、それを利用して形を作っているのです。
湿気が多い雨の日や風呂場、汗をかいてセットが崩れるのはこの為です。

まっすぐしたければ伸ばしながら、カールさせたければ曲げてブローすればいいのです。
タイミンが重要になります。乾いた時にと前述しましたが、言葉通り、ドライヤーを当てても完全に乾いていなければ形成されません。

水素結合は水分が完全になくなったとき結合します。無論、髪は乾いていても内部に水分と油分をある程度保持しています。しかしここで言う「乾いた」とは一般的に触っても湿り気がない状態です。
その直前に与えた熱と形で形成されるので、ドボドボの状態から、ある程度乾いた状態にしても意味はないのです。