縮毛矯正をしていると癌になりやすくなる！？（後編）：2023年11月3日｜クラシコヘアーミュー(CLASSICO hair miu)のブログ

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投稿日：2023-11-03 09:52:36.0

縮毛矯正をしていると癌になりやすくなる！？（後編）: さて、前回に引き続き、今回も『縮毛矯正をしていると癌になりやすくなるのか』をテーマにお話したいと思います。

前回は日本とアメリカでは縮毛矯正の薬剤が安全性から見ても『別物』であること、また実験で使用されたであろう薬剤も古く、危険性のあるものを使っていた可能性があることを指摘させてもらいました。

今回はその続きです。

実験では縮毛矯正を頻繁にしている黒人女性が子宮癌になりやすいという研究結果が出た、とありますが…それ、そもそも癌のリスクって縮毛矯正関係なく、人種によって（生活習慣や遺伝子的な違いから見て）違うんじゃないの？…と思うわけで。

また、仮に万が一縮毛矯正で癌になりやすくなるのだとしたら、それを毎日のように施術し、素手で触ったり、アイロンをした時に出る水蒸気や気体をまともに吸い込んじゃう美容師の方が、癌になる確率は圧倒的に高いはずです。
だって、一般の方が縮毛矯正するのなんて年間で数えても3～5回くらいでしょうし、それくらいの回数で癌のリスクが倍になってるっていうのなら、僕らなんて、もはやとんでもないことになってるわけで。

でも、現実には自分の周りで癌になった美容師ってめちゃくちゃ少ないんですよ。
僕、今まで数百人っていう美容師と出会ってきたんですけど、自分の周りでは癌になった美容師って、2～3人しか知らないんです。（しかもみんな胃癌）
確率、1%未満ですね。笑

あと、『縮毛矯正を頻繁に行う女性は、行わない人と比較して、子宮癌のリスクが2倍以上であることが判明した』そうなんですが、そもそも子宮癌って癌全体の比率としては稀で、リスクが2倍になったとしても（研究によれば、約1.6％に対し約4％）、そこまで高くはないんです。

更にはこの研究、アメリカで市販されてる薬剤とプロの扱う薬剤を、分けずに一緒くたにして調査したそうで…かなり品質にも差がある2つのものを、一緒にして研究しちゃダメでしょ！って話で。
塗布方法や使用方法なんかも、プロがやるのとセルフでやるのとでは大きく違いますしね。

というわけで結論としては、

【縮毛矯正で癌になりやすくなるリスクは少ない】（ホントは『無い』と言いたいところですが、絶対とは言い切れないので）

です。

ストレスを溜める方が癌になる可能性は圧倒的に高いので、こんな噂は気にせず安心して縮毛矯正をしてくださいね♪笑