髪の収斂作用　　　　縮毛矯正　　リケラ：2019年2月15日｜スカイスパ(Skyspa)のブログ

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サロンのNEWS

投稿日：2019-02-15 10:01:44.0

髪の収斂作用　　　　縮毛矯正　　リケラ: こんにちは。

スカイスパです。

今回は収斂について。
よく肌に引き締め効果といいますが、成分でよく使われるのが、トランサミン。
トランサミンの成分のトラネキサム酸は、人工合成されたアミノ酸。収斂作用がある。

主な働きは、「出血の抑制」と「炎症の抑制」。
出血の抑制では、過剰な線溶系(血栓を溶かす仕組み)の働きを抑制して出血を防ぐ作用を示します。
線溶系においてフィブリンの分解に関わるタンパク質は、プラスミンというタンパク分解酵素です。
トラネキサム酸（トランサミン）は、酵素（プラスミン）の働きを抑制して線溶系の働きを低下させ
出血を起こりにくくする。いわゆる「抗プラスミン作用」。
そして炎症の抑制では、炎症のときの痛みや腫れの原因となる物質、降圧作用のある生理活性物質
(キニン)の産生をコントロールします。

炎症のきっかけとなるシグナルが生体にはいると、プラスミンがキニンの前駆体である
キニノーゲンからキニンを産生し炎症に特徴的な腫れや痛みが発生する。
トラネキサム酸は、プラスミンの働きを抑制することで、キニンの産生を抑制し
炎症の症状を抑える役割をするわけ。したがって歯磨き粉によく入っているのですね。

美容関係に関しては、美白クリームなどによく使われます。
シミ部位では慢性的に弱い炎症状態になっていてメラノサイトが活性化され続けます。
トラネキサム酸には、「メラノサイトの活性化を抑制する」「肌荒れを抑制する」
という2つの作用があります。
なので、メラノサイトのシミ部位特有の炎症状態をしずめ、シミを改善する役割です。

髪に対しての収斂作用といえば、ポリＫ（リトルサイエンティスト）やタンニン２プラス。
いわゆるタンニン酸の収斂作用です。つまり髪の引き締め。
この収斂作用とは、タンパクを変性させることにより組織を縮める作用のことを言います。
髪内部のケラチンなどのタンパク質を凝集させて引きしめる。それにより膨潤した髪を
元の太さに戻して疎水にしていきます。クリープ時に使うと効果的なのですね。

～研究会のお知らせ～
痩せ髪研究会　＠埼玉Vol.1

日時　　4月23日（火）13時～16時半
場所　　ヘアーシーン　ファッツ
　　　　　埼玉県川口市西青木1-25-10
参加費　6000円

講師：渡邉信一
特許申請成分のAEDSケラチンを使用します。