『最近感じること』：2022年4月1日｜アルチザン(ARTISAN)のブログ

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投稿日：2022-04-01 13:50:32.0

『最近感じること』: 先頃来られたお客様…
一見して『うわっ、なんだこれは』と驚くような仕上がり(-_-;)
聞けば「今日の午前中に（他店さんで）カットしてもらったんですけど、明らかに変ですよね？」と。
切られているときからの違和感、仕上がりでの明らかな雑さを感じたとのこと。
「これで仕上がりですか？」「これではさすがにおかしいと思うので修正してください」と頼んだようです。
しかしカットした技術者から返ってきた言葉は「おかしいですか？問題ないと思います」だったそうで。。
ご料金も払いたくないほどの納得いかない仕上がりだったようですが、話していても平行線なので諦めて帰り、修正してもらおうと当店の予約を取られたようでした。

私はこの業界のキャリアは長いですが、驕っても偉そうに思ってもいません。
もちろんプロである自負と仕事への矜持は持ち合わせていますので、これまで「偉そうに」とか「生意気」と言われた経験もあります。
しかし、日本一上手いとも私が一番だとも思っていません！本心です。
初のご来店のお客様の髪が伸びていてもキレイに収まっていれば、前回カットされた方の技術が良かったからだと思い、気を引き締めて私も更に良いカットをしなければ！と思うこともあります。

　しかし！！！

最近、なんでこんなカット（の状態）になっているんだ？
これではこの方の髪質では扱いづらいだろうに…とか、髪質や頭の形や毛流れなどを計算して切ったのか？と目を疑いたくなるような状態のお客様が多いように思います。

私も気を抜いたり油断せぬように自戒も込めてあえて言いますが
私たちの業界が、お客様からダメな業界だと、どこに行っても満足できないことが多い、TVなどに出ていたり芸能人を切っているような有名な理美容師でなければあとはどんぐりの背比べ、上手い人なんていないんだ、結局お客のことなんて大事に思ってない仕事をする人間が多いんだと思われたくないです！
逆に、お客様としてはとてもいいにくいことかと思いますが、私たちも未熟で日々成長していかなければいけない身ですので、時に温かい想いで気になったことがあれば私たちに伝えていただいて、その言葉から私たちが振り返り考えて、より良い仕事に結び付けていく。
おこがましいかもですが、そうやってWINWINな関係性の中で、この業界も技術者も成長していけたらいいなと思いました。

気を引き締めて頑張ります！