【危険な落とし穴】アイロンによるタンパク質熱変性：2022年6月22日｜アルチザン(ARTISAN)のブログ

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投稿日：2022-06-22 13:29:59.0

【危険な落とし穴】アイロンによるタンパク質熱変性: この記事を読んでおられる方の中にもヘアアイロン（コテ）を使っている方は多いのではないでしょうか？

誰でも購入できますし、クセやうねりを直してくれる便利アイテムですので使う人も多いかと。
でも、間違った使い方していると、あっという間に髪がボロボロに・・・。

■問題点・危険性■
髪の毛の主成分は、タンパク質です（約８０％）
タンパク質には『熱変性』という特徴があります。

身近なタンパク質といえば卵がありますよね。
生卵に熱を加えると、ゆで卵や目玉焼きができますよね？
つまりタンパク質が熱で固まる、これが熱変性です。

髪と卵は別物ですが、タンパク質の熱変性は髪でももちろんおきます。
そして一度熱変性が起きると、一般的には元には戻りません！
つまり、高温のアイロンを使うとタンパク質が変質して、ダメージの原因になってしまう上に、硬く柔軟性がなくなり、逆にいうことを効かなくなります。
また、よくあるダメージを増加させてしまう操作の中に、クセを伸ばすとき、アイロンで挟んで引っ張りますが、真っすぐしたい思いのあまり必要以上の力を加えてしまうことです。
同時に何度も同じ場所にアイロンをする事や高温での操作によって髪を乾燥させていきます。
摩擦や高温により髪の表面を構成しているキューティクルが剥がれ落ちる原因にもなります。
キューティクルがなくなった、荒れた状態の髪は、内部成分が流失しやすく、ハリコシがなくがなくなり、髪のツヤも無くなります。
過度な髪への操作や熱を与えることは、ダメージの蓄積となりますから、百害あって一利なしです！

よく『パーマやカラー』は髪が傷むと言いますが、私に言わせれば、その施術によるダメージ量より、日々アイロンでの熱・摩擦を与えることでのダメージの方が圧倒的に多くなると思います。
言い方は悪いですが、これらの知識のない方が安易にアイロンを頼り、髪に施して一時的な効果や結果を求めることには大反対です！

髪の悩みは尽きないものですが、しっかりとした知識の元にご自身の髪と向き合っていただきたいのでアイロンに安易に頼りすぎず、悩んだときはまず私たちに相談してみてください。
きっと適切にアドバイスも出来ますし、お力になれると思いますから。