カラー施術での大切なポイント（2）：2022年7月18日｜ハチニイニ(822)のブログ

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ビューティー

投稿日：2022-07-18 00:35:40.0

カラー施術での大切なポイント（2）: ※（1）の記事の続きです。文字数制限の為投稿を分けています。すいません。

ちなみに余談ですが、市販のカラーは美容室のカラーと成分が異なり、ちょっと強くなっています。

誰がどんな環境でどんなふうに染めても、まあまあ染まるように設定するために強くなっています。

当然ダメージも比例して増加してしまうのですが、大雑把に言うと美容室でトリートメント無しでカラーを

3～4回やるダメージと市販カラー1回のダメージが同等というデータもあります。

・・・恐ろしいですね。単純に考えると市販カラーを月１でやったとしたら年間３６回以上カラーをした

ダメージを背負うことになるという事になります。

当然色持ちも悪くなるのでもっと回数が増えてしまうかもしれません。

それだけダメージが蓄積されればパーマや縮毛矯正がやりたくても出来なくなる可能性も・・・。

だから美容師さんって市販カラーを辞めるように言うんです。

ちょっと話がそれてしまいましたが、私がカラーを施術させて頂くうえでかなり意識的に丁寧にやる

事は「乳化」です。

「乳化」ってなに？

乳化はカラーが終わり流すタイミングで行います。

カラー剤に少量の水を与え文字通り乳化させる技術です。

これをささっと適当にやるのか、しっかり丁寧にやるのかでかなり仕上がりも色持ちも変化します。

乳化の主な目的は頭皮に付いたカラー剤を落とす事、全体の色をなじませる事です。

ダメですが実際はちょっと適当に済ましてしまっても、洗えば頭皮のカラーは落ちるし、

そもそもムラが出ないように塗っているのだからキレイに染まっている事でしょう。

でもしっかり乳化を行うと髪の毛の中に浸透したカラーと表面に残ったカラーを乳化によって分離、

反発作用を発生させ、グッと髪の内部にカラーを押し留める事が出来ます。

その結果色の持続性がUPします。

シャンプーやトリートメントと違って正直地味な施術が乳化です。

そんな施術あるんだと初めて知る方も多いかもしれません。

でも、縁の下の力持ちといった感じで凄く重要なポイントなんです。

カット技術やカラーの塗布技術にこだわるのは当然ですが、この「乳化」のような、知られることの

あまりないような所の技術まで徹底的にこだわれる美容師をやりたいなって考えています。

そんな私の美容師像のお話でした。