酸性ストレートか、それともアルカリストレートか。：2023年5月25日｜ハチニイニ(822)のブログ

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ハチニイニ(822)のブログ

ビューティー

投稿日：2023-05-25 18:14:40.0

酸性ストレートか、それともアルカリストレートか。: 最近酸性ストレートが流行っている事もあり、なんとなく酸性ストレートが優秀で、

アルカリストレートは悪いように思われがちですが、そういうわけではありません。

どちらも同様に毛髪内部の結合に働きかけクセをのばします。

この毛髪内部の結合に働きかけるものを還元剤と言います。

縮毛矯正という施術を簡単に言ってしまえば、この還元剤の力で毛髪の結合を断ち切り、

アイロンの熱でストレートの形に結合を整え、酸化剤という別の薬でストレートの

形のまま繋ぎ直すというもの。

ボタンを掛け違えたシャツを一度全てボタンを外してかけ直すようなイメージです。

この還元剤を毛髪内部に入れる必要があるわけですが、髪の毛はキューティクルが守っており

ただ毛髪に塗っただけでは入りません。

ここでアルカリの力を使用するとキューティクルが開くので、還元剤が毛髪内部へ浸透し、

結合を断ち切る事が出来る。簡単に言うとこれがアルカリストレート。

酸性ストレートは還元剤の大きさ自体を小さくする事で、アルカリ剤を使用せずとも毛髪内部に

浸透させる事が出来るというもの。

この差がどう変わってくるのかというと、pHが大きく変動する事は毛髪にとってはかなり負荷

がかかるので、損傷するリスクがあるという事。

それでpHの変動が小さい酸性ストレートがキューティクルを開けない分、質感が良くなりやすく

人気が出ているのです。

では酸性ストレートが最強！となりそうですが、そういう話にはなりません。

酸性ストレートは確かに質感も良く、気を付ければブリーチヘアをストレートに出来たりと

アルカリストレートでは不可能だった事を可能にします。

ですがアルカリストレートの方が強いクセは早くキレイにのびるし、酸性ストレートにはない

シャキッとしたストレート感が魅力です。

822では基本的には酸性ストレートで施術、場合によってアルカリストレートも使用します。

その方がより多くのニーズに対応する事が出来ると考えるためです。

先程のデメリットも、正しく処理剤を使用すれば酸性ストレート同様の質感も出せるし、

ダメージのリスクも抑えられます。

そもそも還元剤で結合を切るというリスクはどちらも同じであり、酸性ストレートは傷まない

という考えは非常に危険です。

「適切な薬剤で適切な施術」が美髪ポイントです。