髪の毛で犯人が捕まる？！：2023年10月15日｜アンディー(&dy)のブログ

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仕事の出来事

投稿日：2023-10-15 09:49:15.0

髪の毛で犯人が捕まる？！: お客様との冗談を交えた雑談の中で、こんな会話がありました。

お客様「今、髪の毛切ってて、私の髪の毛落ちてるから、DNA鑑定されたら、私つかまるや～ん＾＾」

結果から言うと、「いえ、つかまりません♪」

ドラマの中では、犯人を捕まえるために髪の毛などを採取して、DNA鑑定みたいな事を見かけることがあります。
でも、本当は切った髪の毛や自然に落ちた髪ではDNA鑑定をすることは出来ないのです！
実は、DNAは毛根という髪を強く引き抜いたときに見える白い部分にしか存在しません。

まずひとくちに髪の毛といっても、毛の部分(毛幹)と毛根の2つに分かれ、実は毛幹は死滅した細胞が鱗状に重なったもので、生きている細胞は存在しません。
毛根の細胞は生きていて、毛根で毛を作っています。

毛幹には生成過程で分解されたDNAが少し残っているらしいですが、この残ったDNAで検査をおこなうのは難しいようです。
実は、メラニンという色素（髪を黒くする物質）がDNA検査を妨げてしまうとのこと。
日本人は綺麗な黒髪の人が多く、それだけメラニンが多いことを示している。
つまり、ブロンドの外国の方よりも日本人の毛幹によるDNA検査はかなり厳しいという事になります。

ちなみに、DNA鑑定をするのにかかる費用は、36000円～45000円になります。
思ったより、安くないですか？今は技術が進歩したおかげで、ひと昔前よりもだいぶ値段が下がったらしいです。
DNA鑑定会社が作っている検査用キットを使えば、3万6,000円でDNAを鑑定できるのだそう。
ただし、これは髪の毛を使うのではなく、綿棒で口腔内のDNAを採取する方法です。
綿棒で口の中を何度かこすり、粘膜細胞のDNAで検査する形です。

このキットを使わずに髪の毛を使うなら、少し高くなり、4万5,000円になります。ただし先述のように、ちゃんと毛根がついていなければできません。

なので、髪の毛からDNA鑑定で犯人を特定しようとしたら、犯人の髪の毛を直接引き抜いて検査するしかありません。
じゃ、その時に捕まえろよって事ですね＾＾

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