白髪染めでアレルギー症状：2023年9月21日｜せき美容室のブログ

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仕事の出来事

投稿日：2023-09-21 13:55:24.0

白髪染めでアレルギー症状: 白髪染めやおしゃれ染めなどに使われるカラーリングの1剤はジアミンと呼ばれる酸化染料で、
このジアミンが原因となって起こるアレルギー性接触皮膚炎の事を美容室ではジアミンアレルギーと呼ばれています。

今回のお客様は美容室で白髪染めをやると必ず頭皮がグジュグジュにただれ数日間は痛み、痒み、不快感の状態になるそうです。

パッチテストでもはっきりとアレルギー反応が出ます。
正にジアミンアレルギーの症状です。
今後も同じような薬剤で白髪染めを繰り返していくと場合によっては顔が腫れあがったり、脱毛や最悪の場合アナフィラキシーショックを引き起こす可能性もあります。

お客様からは以前からジアミンアレルギーのご相談を受けていて実際のアレルギー状態も確認しました。

このアレルギーを回避するには白髪を染めないのが確実なんですが、他にはヘアーマニキュアや100%のヘナも良いかもしれません。

今回はその選択肢も考えながらも非酸化染毛剤を使用することにしました。
いわゆるノンジアミンカラーです。
ジアミン染料を使用せずにポリフェノールを使用します。

美容師さん達にはノンジアミンカラーにはパーマがかかり辛いとか明るめのカラーができない等のデメリットがある薬剤なので色々と賛否があると思いますが・・・(;^_^A

一番勘違いしがちな部分に、美容室の薬剤でパーマやアルカリカラーを施術すると髪色が緑色に化学変化を起こすと言ったことはこの薬剤では大丈夫です。

※成分に硫酸銀や硝酸銀と書いてある光で染まるタイプは要注意です。ホームカラーでのご使用前には美容師さんにご相談ください。

お客様にはメリット、デメリットを説明したうえで僕の判断で施術しました。
写真ではビフォー・アフターがわかりづらいですが、明るめのブラウンで染まり白髪が目立たなくなっています。一番の心配だった頭皮への影響は大丈夫そうです。

翌日、お客様にその後の状態を確認したところ大丈夫みたいでした。
今後は頭皮の状態を見ながらになりますがこの薬剤で染めていく予定です。

今回使用したノンジアミンカラーは当店に常時用意しているメニューではないのですが、ご相談はいつでもお待ちしています。