▲ 今回初顔合わせという木村さん(左)と三苫さん(中央)。右は大野さん。木村さんのリードで会話が弾みます。
まずなによりも注目なのは、今年は、短めよりも長めを推す人が多かったこと。今までずっと短めブームでしたが、今年は変化の兆し。長めヘアにデザイン性の高いスタイルが出そろいました。シンプルでコンパクトだったショート&ボブとは真逆で、長め推しの6人が提案したのは、存在感のあるカールorウェーブスタイル。中でもカジュアル感を強調したのが大野さんと三苫さん。「白やペールカラーファッションへのとけこみを考えたらカールはカジュアルがいい」と大野さん。三苫さんも「クセ毛くらいの質感が今年のファッションにも合いそう」とのこと。
パーマスタイルを提案してくれた太一郎さんは「デジタルパーマで大きく湾曲する『たわみ感』に注目してます」とのこと。ニュアンスのついた毛先なら、今年流行確実なポニーテールも様になりそうです。一方浅沼さんは「少しもたつきを感じるくらいのAラインも逆に新鮮」とイチオシ。さりげないニュアンスを選ぶか、パーマ感を主張できる毛先を選ぶか。パーマ派にとっては、楽しい春になりそうです。
▲ ぱっと華やか、動きのあるデザインを提案してくれたのは、浅沼さん(左)、太一郎さん(中央)、宮村さん(右)
明るめカラーを提案してくれたのが宮村さんと木村さん。「今年は絶対バリアージュカラーを推したい。毛先ははっきりとハイトーンに。差がわかるグラデーションと、ジグザグなぼかし方が流行ります!(宮村さん)」。木村さんも「この春はブリーチを使用するレベルでの明るめペールカラーを推していきたい。黒髪にした人はブリーチしないとカラーチェンジできないので、それを逆手にとって」という分析。
一方でさりげないミックスカラーを推したいという声も。「主張しすぎないハイライトを今年オススメしたいと思っています(大野さん)」、「繊細にほどこされたウィーピンクカラーが気になっています(太一郎さん)」と、明度差があまり出過ぎないハイライト、細めのハイライトやローライトも注目したいところ。昨年よりも、いろんなバリエーションの髪色や髪の動かし方が目立った長めのレングス。今年は百花繚乱!
春のトレンド対談Vol.2