教えてくれたのは…渕上 真由さん

フォトグラファー/一般社団法人フォトコミュニケーション協会 代表理事
写真が苦手な人に向けて、1万人を撮影して編み出した「魅力的な撮られ方」を伝授。著書に『自分史上最高にかわいく写る シンデレラ・フォトレッスン』(サンマーク出版)。

ヘアサロン Door 代官山

カットとパーマに力を入れ、特許取得の技術で再現性の高いスタイルを提案。今回のお悩み解決ヘア&アレンジを教えてくれたのは、一般誌や業界誌での撮影経験も豊富な3人。

kanakoさん
YUICHIさん
若月 夏美さん

お悩み1 小顔にうつりたい

顔の大きさや頬のぽっちゃり感が気になり、写真が苦手という人もいるはず。むくみケアや小顔メイクもいいけれど、髪の動きやボリュームで簡単に見違えちゃう!

ヘアメイク/若月夏美 モデル/Kae

頬にふわっとかかるカールで、フェイスラインをカバー

顔周りの髪が頬にかかるようにカールをつけて、輪郭をさりげなくカモフラージュ。ただし、重たい印象にならないように透け感をつくるのがポイント。前髪を下ろして肌面積を減らせばさらに小顔度アップ。軽く束感をつくり、おでこがチラ見えするくらいがベスト。

サイドにボリュームを出すと、視覚効果で顔がほっそり!

髪がペタンとつぶれていると、顔の幅が強調されることに…。ワンカールパーマで頬の横にふんわりとボリュームを出すことで、頬からヘアの一番外側までの距離と顔幅の比率が変わり、小顔に見える効果あり!

\撮影のコツ/

正面でなく、斜め立ちが小顔の鉄則! Vネックのトップスも顔周りがスッキリ見えて◎。

お悩み2 のっぺり見えが気になる

顔も髪も、鏡で見るよりのっぺりにうつったり、地味顔に見えたり。これって結構“あるある”なお悩み。立体感のある華やかなヘアで、メリハリを利かせるのがおすすめ。

ヘアメイク/YUICHI モデル/コヅエ

ショートバング×パーマが、のっぺり感を即効解消

眉が完全に見えるショートバングに、前髪パーマでふわくしゃっとした動きをプラス。どこから見ても立体的で奥行きがあり、のっぺり感解消とおしゃれ感が同時に叶っちゃう!

全体にラフカールをつけて、華やかカジュアルな印象に

前髪だけでなく全体にも動きをつけて、のっぺり感とは無縁のスタイルに。顔周りはリバースカールにすると、華やかさとほのかな色っぽさが出て、写真映えもバッチリ◎。

\撮影のコツ/

顔の近くに手を添えて動きを出すとGood。手元にも視線が分散して、悩みが目立ちにくい!

お悩み3 後ろ姿がキマらない

SNSでよく見かける、おしゃれな後ろ姿の写真。旅先やカフェで素敵に撮りたいのになぜかキマらない原因は、髪のうねり、広がり、パサつきかも!?

ヘアメイク/kanako モデル/marie

不要なうねりやパサつきを、コスメストレートで滑らかに

髪の根元から中間、顔周りに出ているうねりやパサつきは、髪に優しいコスメストレートパーマでツヤサラの質感に整えて。顔周りの後れ毛は細い束を引き出して、色っぽ美人に!

ボサッと広がる毛先には 視覚効果で顔がほっそり!ホットパーマでS字カールをオン

毛先と顔周りにホットパーマでゆるめのS字カールをつけて、動きとともにまとまり感をアップ。潤いのあるヘアクリームでツヤを与えれば、後ろ姿がさらに美しく!

\撮影のコツ/

猫背&うつむきはNG! 背筋も首筋もスッと伸ばして、目線を遠くに送れば素敵に。

お悩み4 顔色が暗く見える

顔色が暗くうつっていると、幸が薄く見えたり疲れて見えたりとイイことなし…。髪で顔を隠しすぎていることが原因のひとつ。

ヘアメイク/若月夏美 モデル/Kae

肌が透けるシースルーバングで、目元が明るく&可愛らしく

前髪を少し薄めにカットし、繊細な束感のシースルーバングをつくって。前髪の隙間からおでこの肌がほどよく見えることで、表情が明るく。可愛らしさや今っぽい雰囲気も実現。

片耳かけスタイリングで、清楚&元気な印象を叶えて

こめかみの髪を残して小顔効果をキープしながら、片サイドの髪を耳かけに。フェイスラインがすっきり出て爽やかで元気に見えるうえ、アシンメトリーヘアでこなれ感がアップ!

\撮影のコツ/

白や鮮やかな色のトップスは、顔色を明るく見せる効果が。弾ける笑顔も印象を明るく!

お悩み5 目を大きく見せたい

目をパッチリ見せたいあまり、見開きすぎて不自然な表情になると残念な印象に…。目元に視線が集まるヘアで、目の印象を強めると◎。

ヘアメイク/YUICHI モデル/コヅエ

外ハネカールのワイドバングで、目元を横へ広げて見せる!

幅広く作った前髪の遠心効果で目元を横へ広げて、目の印象を大きく。前髪の毛先だけ外ハネのパーマをかけることで、根元は浮かず、頭のコンパクト感をキープ。

前髪に自然と目がいくような、ウェット&タイトなスタイル

ウェットな質感に仕上がるスタイリング剤をもみ込み、両サイドの髪を耳にかけてタイトなシルエットに。動きと広がりのある前髪に視線が集まり、自然と目力がアップ!

\撮影のコツ/

あごを下げて目をパッチリ見せながら、ちょっぴり上目づかいであざと可愛く!

シーン別!夏の写真映えヘアアレンジ

おでかけの機会が増える夏は、写真を撮るチャンスもいっぱい! 思わずみんなに見せたくなるような1枚を撮るためにはおしゃれで可愛いヘアアレンジがカギ。シーンに合わせた写真映えテクニックをご紹介!

【シーン①海】海風になびかせたい、リラックスウェーブ

風に吹かれても、顔が隠れずオシャレにうつるウェーブアレンジ。巻いた後にバームをなじませ、いつもと分け目を変えればトップがふんわり。片側に寄せて色っぽヘルシーに。

ヘアメイク/kanako モデル/marie

Styling point

1.26㎜のカールアイロンを斜めにして、2回転の内巻きと外巻きをミックス
2.表面のみ毛束を細めに取り、中間からアイロンにくるくると巻きつける

【シーン②浴衣】歩き回っても崩れにくい、飾りピンつきねじりアップ

浴衣の時はやっぱりまとめ髪がお似合い。髪をいくつかに分けてまとめるアレンジなら、ミディアムヘアでも崩れにくくて安心。たくさんの飾りピンのキラめきが写真映え!

ヘアメイク/YUICHI モデル/コヅエ

Styling point

1.トップ、両サイド、後頭部、襟足2ヵ所で髪を分ける。それぞれねじりながら丸めてピンでとめる
2.顔周りの髪にゴールドピンをたくさん飾る。ランダムな方向から挿し、重なり合うようにとめる
3.19㎜のカールアイロンで前髪の毛先を外ハネにクセづけて、全体にホールドスプレーを吹きかける

【シーン③アウトドア】動きやすさと可愛さ重視!おでこ出しハーフアップ

前髪を上げたアレンジはアウトドアシーンにぴったり。髪がジャマにならず、汗をかいても写真うつりが爽やかに。ランダムカールとジグザグの分け目でこなれ感も演出。

ヘアメイク/若月夏美 モデル/Kae

Styling point

1.全体を適当に巻いてから、分け目をジグザグに取りハーフアップのおだんごに
2.前髪を2束に分ける。それぞれしっかりねじって、ピンを後ろから前へ挿して固定
3.こめかみの毛束を引き出し、後れ毛をつくる。揺れ感が可愛く、小顔効果も◎
構成/安原桃香(本誌) 取材・文/井上菜々子 撮影/渕上真由

詳しい内容は、HOT PEPPER、HOT PEPPER Beauty2021年7月号【2018年6月25日(金)発行号】にてご覧ください♪

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