お団子は、こなれるうえに使えるアレンジ!

まとめ髪は、季節を問わず人気のヘアスタイル。
なかでもお団子ヘアは高さや髪の引き出し方を変えられるアレンジ
シーンやファッションを問わず取り入れられるので、人気のあるまとめ髪なんです!

さらに必要な工程が少なめなので、忙しい朝やヘアアレンジをするのが難しい人でも簡単にできるのが魅力です。

ここからは、手順の少ない簡単お団子アレンジ方法、そして簡単に崩れないお団子ヘアを作るポイントを解説します! 初めてお団子アレンジに挑戦する人、うまくお団子アレンジができないと悩む人も必見です。

簡単アレンジ解説1:基本のゴムだけお団子アレンジ

ゴムだけで作れるお団子は、さっとまとめられるベーシックなスタイル。 必要なものが少ないので、忙しい朝でもさっとできちゃいます。 ここでは、髪の長さ別に肩上の方向けのお団子アレンジと肩下の方向けのお団子アレンジをご紹介していきます。

肩上レングス向けアレンジ方法

手順①手のひらに500円玉くらいの量のオイルをとり、髪全体に馴染ませる

普段からオイルスタイリングをする方は、いつもつける量より多めにとるのが◎
アレンジがまとまりやすくなります。
オイルは後ろ髪→前髪の順番で馴染ませましょう。
先に前髪につけてしまうとべたついてしまうので、手のひらに余った少量を馴染ませるイメージで!
手順②襟足付近で髪を一つに縛り、結び目を少し毛先側に下げる
手順③画像のように結び目の上の髪を真ん中で分け、分け目に指を入れるように持つ

右手の人差し指を出し、結び目の下(毛先部分)を下から支えるように持ち上げる
手順④人差し指で毛先部分を持ち上げ、くるりんぱを半周したところで止める

このとき、最後までくるりんぱしないようにしましょう!
手順⑤持ち上げた毛先を右手の人差し指で押さえたまま、左手で結び目の上の髪の毛を中央に寄せる

髪の毛を集めるときは指使いがポイントに!
左サイドの髪は左手の親指で抑えたまま、人差し指・中指で、右サイドの髪を中央に寄せましょう
手順⑥集めた両サイドの髪で隠すように、持ち上げた毛先部分を中に入れ込む

右手の人差し指で押しこむときれいに収まりやすいですよ!
手順⑦両サイドの髪を左手の親指と人差し指でまとめてもつ
手順⑧右手で集めた髪の毛にゴムを引っ掛け、全体を包み込むようにまとめて縛る

ここではシリコンゴムを使っていますが、太さはお好みでOK。
ゴムは2〜3周まわして、まとめたかみが崩れないようにしましょう。
手順⑨お団子ができたら、爪先で上下左右に毛をつまみ、形を整える
手順⑩トップや後頭部など、お団子以外の髪の毛を引き出していく

ラフに仕上げたいときは、引き出した方がおしゃれに見えます!
フォーマルなシーンでは、きっちりとした印象にするため、あえて引き出さないのもおすすめです。
手順⑪完成!

アレンジがシンプルすぎると感じる方は、ランダムにピンをさすと可愛く見えますよ!

肩上レングス向けお手本スタイル

ちょこんとしたミニお団子ヘア
髪の短い人におすすめしたいちびお団子ヘア。 ショートボブの方でもつくれるお団子は、ちょこんと可愛らしいスタイルに。 全体的にカールをつければ、ゆるふわに仕上がりますよ。
個性的トリプルお団子ヘア
ラフに3つのお団子をつくった個性的なお団子ヘア。 複数個お団子をつくることで、周りと差がつく遊び心あるスタイルが完成します。 襟足部分を残して、後れ毛にしているのが可愛いポイント♡
肩上ボブでも◎高めのお団子ヘア
こちらは肩上ボブの方でも作ることができる、高めのお団子ヘア。 髪が短いとざっくりお団子を作ることになるため、ナチュラルな仕上がりに。 毛先をほつれさせたり、軽くパーマをかけたりすると一気にこなれ感がだせますよ。

肩下レングス向けアレンジ方法

手順①襟足ぎりぎりの位置で、髪全体をきつめに一つ結びにする
手順②結び目から下に向かって指4本分あけ、その位置をゴムで縛る
手順③毛先部分の毛束を左右にわけてもつ
手順④2か所結んだ間の髪を、右手の中指で下から支える

中指で支えるというひと手間を加えることで、次の工程で髪の毛がきれいな扇状になります!
支えがないとNGイラストのように髪の毛が割れ、不格好な扇になってしまうので注意しましょう。
手順⑤支えた中指を抜き、左右で持った髪を下から丸めてお団子になるようにする

余った毛先を1つ目の結び目に巻き付けるように、下から上に回す

手順⑥画像のように、結び目に巻きつけた毛先を交差させる
手順⑦交差させた毛先を下に持っていき、そのまま巻き付ける
手順⑧巻きつけた2つの毛束をまとめて縛る
手順⑨結んだ先に残った毛先を逆くるりんぱし、お団子の中に親指で押しこむ
手順⑩襟足付近から毛先がでていないか確認する
手順⑪縛った部分が崩れないように押さえながら、トップや後頭部の髪の毛を引き出す

フォーマルに仕上げたい場合は、この工程をしないほうがすっきり収まります。
手順⑫お団子部分を左右に引っ張り、ボリュームを出して完成!

肩下レングス向けお手本スタイル

ゆるふわお団子ヘア
目の高さでゆるくつくったこちらのお団子ヘア。 ベースの髪を細めのコテで巻いており、カジュアルに仕上げています。 髪も扱いやすくなるのがポイント! 仕上げは全体をゆるくほぐしつつ、シルエットを整えれば完成です。
長さを活かしたアレンジお団子
頭のハチの高さでゆるめにつくったこちらのお団子ヘア。 前髪も巻き込んでお団子をつくる場合は、カタログのように顔まわりに後れ毛をつくると◎ 顔まわりが寂しくならず、こなれ感のあるお団子ヘアが叶います。
キュートなふんわりお団子ヘア
高めの位置で結んだ王道お団子ヘア。 ベースの髪は巻いておくことで、可愛らしいふんわりとした仕上がりに。 こめかみの髪を後れ毛として残すことで、よりルーズかつ華やかな印象になります。

簡単アレンジ解説2:毛先を残す、ラフお団子アレンジ

ここでは、毛先を残したラフなお団子ヘアをつくる手順とその見本をご紹介します。

朝の忙しい時間にさっとつくれるのに、ほどよくヘルシーでおしゃれなヘアスタイルに仕上がるのがポイント!
毛先を残すことでふんわり抜け感がでて、時間がなくてもおしゃれ見せできちゃいます◎

アレンジ方法

手順①耳上で髪を上下に分け、耳の上の毛をお団子を作りたい位置でもつ
上の髪(青部分)を持ち上げたまま、下の髪(ピンク部分)からもみあげや顔まわりの後れ毛を出しておく

手順②残っている下の毛を上の毛と合わせて束ね、へアゴムでポニーテールにする

毛束の根元を、毛先を残しながら輪っかになるように引き抜く


ポニーテールを作るときは、少し顎をあげながら髪を束ねると髪を上に持ち上げやすいのでおすすめです。
また、お団子のベースとなる輪っかの大きさはゴルフボール程度が◎
毛先を残すことでラフさが生まれるので、必ず残すようにしましょう。

手順③輪っかにした根元を引き出し、丸くなるように形作る

同じようにトップの髪の毛も引き出し、全体のバランスを整えて完成

お手本スタイル方法

手ぐしでつくる無造作お団子ヘア
ニュアンスカールを加えた髪を手ぐしでざっくりお団子ヘアに。 もみあげの後れ毛は残し、全体的に大胆にほぐすことで無造作な仕上がりに。 ベースのカールをしっかりつくっておくことで、ラフなお団子もおしゃれ見えます。
毛先を残してカジュアル要素をプラス
可愛らしいハーフアップのお団子は、毛先を残してカジュアル要素をプラス。 ガーリーなスタイルに抜け感が生まれ、デイリー使いにぴったりな仕上がりに! トップを中心にほんのりほぐしてシルエットを整えれば完成です。
個性的ダブルお団子ヘア
上下にお団子をつくった個性的なスタイル。 お団子は縦に2つつくることで、縦の印象が強くなり大人っぽい雰囲気に。 余った毛先はゆるくワンカールさせて残こし、こなれ感を演出しましょう。

簡単アレンジ解説3:オフィスでも使えるきっちりお団子アレンジ

きっちりした低めお団子は、すっきりとしたフォーマルなシーンにもってこい。 お仕事や学校などのシーンに合わせて、おくれ毛の量を調整するのがポイントです。 ここでは、そんなフォーマルな場でも活躍するお団子アレンジの手順と見本をご紹介します。

アレンジ方法

手順①耳の上から真っ直ぐ延長線上の位置で、髪の毛をまとめる

手順②もみあげやこめかみから後れ毛を出す
手順③片方の手でゴムを引っ張りながら、お団子の状態を作る。
ゴムを引っ張ったまま、反対の手で毛先をつかむ

手順④持った毛先をねじりながら、根元に巻きつけ、引っ張っていたゴムに毛先を入れ込む
手順⑤サイドや後ろの毛束を細かく引き出す

手順⑥完成!

お手本スタイル方法

ひと癖ある結び目がポイント
タイトに仕上げたシンプルなお団子スタイル。 お団子部分をつくるゴムをクロスして結んでいます。 こうすることで短い毛が出にくくアクセントになるんです。 結ぶ前にワックスやバームを馴染ませておくと髪がまとまりやすく、扱いやすさもアップしますよ。
オフィスにも適応するこなれヘア
襟足の少し上の位置でつくったお団子スタイル。 後れ毛は控えつつ、ゆるくほぐすことでオフィスにも適応するこなれヘアに。 職場の規則が許す方は、華奢なゴールドのピンを加えると華やかさがアップします。
大人っぽく仕上がるカチモリヘア
こちらは毛先を残した韓国風お団子のカチモリヘア。 耳より下の位置でつくり、髪はほぐさないことで大人っぽく落ち着いた仕上がりに。 デイリー使いはもちろん、フォーマルな場でも役立つスタイルです。

シーン別アレンジ解説1:イベントにもってこいな派手めお団子アレンジ

ここでは、イベントにぴったりな派手目なお団子アレンジをご紹介。

イベントのときは、ボリューミーでインパクト抜群なお団子が大活躍。
後れ毛もたっぷり出して、キュートな印象を高めましょう。
<br お団子は編み込みやくるりんぱなど、他のテクニックを合わせて崩れにくくしておくのがおすすめ!<br その手順やお手本のスタイルもあわせてお伝えしていきます!
とっておきのワンシーンにもってこいのスタイルを見つけてみてくださいね。

アレンジ方法

手順①耳の位置で髪を上下に分け、耳の上の毛をお団子を作りたい位置でもつ

髪を持ち上げたまま、もみあげや顔まわりの後れ毛を出しておく
手順②残っている下の毛を、上の毛に入れ込み、へアゴムでポニーテールにする
手順③結んだ毛束を二つにわけ、分けた左の毛束を持って、毛束の中間部分を細めのゴムで縛る

同じように反対側の毛束も縛る
手順④左側の毛束に両指を入れ、隙間を作る

隙間に対して、外側から毛先を入れこみくるりんぱをする

1つ目の結び目をおさえながら、再度毛先を引っ張り、しっかり結ぶ
手順⑤くるりんぱした髪の毛を爪先でつまんで引き出す

反対側も手順④同様くるりんぱをし、髪の毛を引き出しておく
手順⑥くるりんぱした右の毛束を、結び目のゴムに対して半時計周りに巻き付けていく

巻き付けたら、毛先を結び目の内側に入れ込んでお団子を作る
手順⑦Uピンを用意し、巻き付けたお団子の端から、頭に対して垂直に指す

刺したUピンを右に倒し、頭と平行にしながらゴムの方向に押し込む

左側からも同じようにUピンを指す
手順⑧残っている左のくるりんぱを、先に作ったお団子に対し時計周りで巻き付けていく

手順⑦同様Uピンを左右にさして固定する
手順⑨できたお団子を爪先でまんべんなくほぐし、完成

お手本スタイル方法

たっぷりボリュームお団子アレンジ
高めの位置でまとめたボリューミーなお団子アレンジ。 ライブやイベント、思い出に残るワンシーンにぴったりのヘアアレンジです。 後れ毛を長めに残しているので、後ろから見ても前からも見ても映えること間違いなし♡
三つ編みで崩れにくいツインお団子
耳のように高めの位置でつくったツインお団子アレンジです。 お団子を作る毛束は三つ編みアレンジを加えているので、崩れにくい仕上がりに。 ぽこぽことしたフォルムもキュートです。
後れ毛で華やかさを演出
高めの位置でまとめたお団子ヘア。 余った毛先は無理にまとめず、遊ばせてカジュアルなこなれ感を。 たっぷり残した後れ毛はくるっと巻いて、イベントに相応しい華やかな雰囲気に仕上げましょう。

シーン別アレンジ解説2:和装にあうきっちりお団子アレンジ

ここでは、和装に似合うお団子アレンジをご紹介。
ピタッとまとまったお団子は、すっきりした印象で和装にぴったり◎
フォーマルな和装のときは後毛をしまい、ラフな和装のときは後れ毛を出すなどアレンジの幅が広いのも特徴です。

手順と見本を詳しくお伝えしていきますので、ぜひ和装に似合うお団子にチャレンジしてみてください。

アレンジ方法

手順① ストレートアイロンで髪に熱を通し、癖をとっておく

指先に5円玉程度のワックスをのせ、手のひらで伸ばしたら、髪全体に馴染ませる
手順② さらに少量のワックスをとり、耳の上から前髪の横・襟足・頭頂部に馴染ませる
手順③ コームで髪の毛を整え、襟足から指2本分の高さで髪を結ぶ
手順④ ハチより内側のトップの髪にコームの柄を差し込み
ゴムの結び目をおさえながら、髪をほんのり引き上げて後頭部の形を整える
手順⑤ ワックスを追加で手に伸ばし、毛先全体に馴染ませる

毛束を時計周りにねじる
手順⑥ 毛束をねじったまま、結び目の根元に時計周りで巻き付ける
巻き付けた毛先を根元の奥に入れ込む
手順⑦ お団子の根元の右サイドから、地肌にそうように深くアメリカピンをさす

毛流れに逆らうように数カ所ピンを指して支える


毛量が一般的な人だと4本、多い人だと6本程度が理想です。
手順⑧ ヘアスプレーを吹きかけながら、お団子から飛び出た細かい髪の毛を撫でつける

同じようにスプレーを吹きかけながら、サイドの髪の毛を撫でつける
手順⑨ 指先にスプレーを吹きかけ、後れ毛や襟足の細かい毛を抑えて完成!

お手本スタイル方法

和装にぴったりの上品なお団子
低い位置でタイトにまとめたこちらのスタイル。 髪にオイルやバームを馴染ませ、表面は段差のないフラットな状態にしています。 髪に艶が生まれ、和装にぴったりの上品な仕上がりに。 両サイドの耳上の髪は残して結び目を隠すことで完成度がアップしますよ。
扇状のお団子が目を惹く和装ヘア
綺麗な扇状のお団子が目を惹くこちらのスタイル。 表面の金箔で上品さを演出しつつ、毛先は遊ばせて今っぽさも忘れずに。 お団子はセンターから少しずらした位置につくることで、バランスが整います。
髪飾りが映えるベーシックなお団子
下の方でつくったベーシックなお団子。 髪飾りは水引やお花を合わせて、華やかにすると◎ ベースがシンプルだからこそ、髪飾りが映え、上品にまとまります。

簡単に崩れにくいお団子を作る3つのポイント

お団子アレンジでよくあるのが、時間が立つにつれどんどんスタイルが崩れてしまうこと。

ここでは、崩れにくいお団子ヘアになる簡単な3つのポイントをご紹介。
3つのポイントをおさえて、きれいなお団子をキープしましょう!

崩れないお団子のポイント1:結び目をきつくする

崩れないお団子は、その土台となる結び目の強度が重要。
お団子を作る前に、以下の3ステップを踏んで、しっかりと結び目を縛っていきましょう。

まずはお団子の土台となるポニーテールを作ります。
そこからポニーの毛束を上下にわり、上半分を持ち上げましょう。
持ち上げた毛束をさらに左右に割り、根元がキツくなるように外側に引っ張ります。
こうすることで、ポニーの根元が立ち上がり、強度の高いお団子のベースができあがります。

崩れないお団子のポイント2:高めのお団子は、上を向きながら結ぶ

高めのお団子でよくあるのが、お団子より下の髪の毛がもたついたり、髪の毛が出てきてしまうこと。

そこでおさえるコツは、少し上を向きながら結ぶこと。
すると、耳より高い位置でもしっかりまとめることができるんです◎

崩れないお団子のポイント3:毛束に他のアレンジを加える

お団子自体の強度をあげる場合は、結ぶ毛束に他のアレンジテクを加えるとGOOD◎ とくに髪をねじって結ぶお団子は、簡単で取り入れやすく、毛束の強度が高まり結んだときも髪が絡んで崩れにくくなるんです◎ 他にもくるりんぱや編み込みなどは、お団子自体にボリュームが出せるので、華やかにしたいときにもおすすめです♡

お団子スタイルのバリエーションを覚えて、アレンジ上手に!

どんな人でも挑戦しやすく、簡単にできるお団子ヘア。 バリエーション豊富で、シーンごとにわけて使うことができるのがお団子ヘアの魅力です♡ 紹介したスタイルの中から、みなさんお気に入りのお団子ヘアを見つけて、是非トライしてみてくださいね!