ヘモグロビンの数値が低いといわれたら：2021年7月10日｜大川カイロプラクティックセンター北千住西口整体院のブログ

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投稿日：2021-07-10 14:36:12.0

ヘモグロビンの数値が低いといわれたら: 血液検査にあるヘモグロビン（血色素）の数値が低いと指摘されたことはありませんか？

もしかしたら鉄欠乏性貧血かもしれません。

その際、鉄分が含まれる食品を摂取するよう医師から指導をうけたりしますが、鉄分のサプリメントだけを摂取すれば鉄欠乏性貧血が改善するというわけではありません。

ヘモグロビンは、鉄とタンパク質が結合して出来ています。魚、肉類、牛乳、卵などのタンパク質です。

ではタンパク質と鉄のサプリメントだけを取ればいいのかと思われるかもしれませんが、ヘモグロビンを増やしやすくするには、それ以外の栄養も合わせて摂る方が効果倍増。それが「銅」「ビタミンC」「ビタミンB1」「葉酸」です。

◆銅
鉄とタンパク質が結合し、ヘモグロビンが作られるときに必要な酵素の成分である銅も必要です。銅は魚介類やレバー、大豆などから摂取出来ます。

◆ビタミンC
鉄の体内への吸収率をアップするのがビタミンCです。野菜、果物、芋類に含まれます。

◆ビタミンB1、葉酸
造血(赤血球を作り出す）作用を高めるのにビタミンB12(レバー、かき、しじみ、あさりなど魚介類）や葉酸(レバーや緑黄色野菜など）が含まれる食品も摂取するといいでしょう。

レバーという文字が何度か出てきました。

レバーは吸収率の高いヘム鉄が多く含まれており、鉄分、ビタミンB1、葉酸、タンパク質もあり、なかなか鉄欠乏性貧血の方には魅力的な食材です。

60-100ｇを摂取すれば一日の必要な鉄分量に達します。

ただレバーにはビタミンＡも多く含まれており、過剰摂取し続けると健康障害がでてくる栄養素です。例えば焼き鳥のレバー2本を食べると1日分の鉄分摂取できますが、それにマルチビタミンのサプリメントを飲んだ場合、ビタミンＡの1日の摂取の耐容上限量を大きく越えてしまいます。

ビタミンAを毎日過剰に摂取し続けると頭痛など原因になりますし、特に女性で妊娠初期に過剰に摂取し続けると胎児奇形になる事例があります。

レバーを毎日とるより週1、２回にしてほかの貧血を改善する食材を摂取することをおすすめしますし、鉄分やビタミンのサプリメントで栄養を摂るのであれば、食品から摂る栄養のことを踏まえ、過剰摂取に注意しながら、鉄欠乏性貧血の改善にむけて取り組んでみてはいかがでしょうか。