座っていることが長くなり腰痛になった方の症例：2020年12月10日｜キヅカイロプラクティックアネックス(KIZU ANNEX)のブログ

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投稿日：2020-12-10 15:20:58.0

座っていることが長くなり腰痛になった方の症例: 以前に公開した記事を再度、紹介します。

先日、腰痛の方が来院されました。

3年前から腰痛が始まり、徐々にひどくなっている。
寝る時も痛くて体勢がなかなか決まらない。
車の乗り降りの動作、座って立ち上がる時、中腰が痛い。
動いているほうがまだ楽である。

マッサージや整体、整形外科へ行ったが変化なく、
筋肉が硬いと入念にマッサージを受け、余計に痛くなるので困っている。
何か他の方法で改善したいと思っている。

3年前から単身赴任。
車の生活になり、会社でも座っているので、一日中ほぼ座っている。
これが原因ではないかと思っている。

以前はゴルフを年に40回ほどやっていたが、
今は痛いのでやっていない。

早速、体をチェックすると、姿勢で少し前屈みになっていました。
顎も首も前に出ていました。
可動域検査では、股関節屈曲（もも上げ）、体幹前屈、側屈で、
右腰の痛みがありました。
痛みで動きが制限されていました。
触診で右中殿筋、両方の大腿筋膜張筋、大腰筋、左の腰方形筋の過緊張が顕著でした。
腹斜筋のバランスも悪い状態でした。

施術ではバランスを取り、筋の緊張を調整することで可動域検査での痛みは
ほぼ消失しました。

今回の原因は、やはり座っていることが長くなったことにあります。
背骨の後彎、大腰筋の過緊張が特に影響し、
腰への負荷を高め過疲労を起こしていました。
腹筋、大腿筋膜張筋の緊張も招き、いい姿勢が取れない状況でした。
そして、もともとあった左右差が悪化して痛みが出たと思われます。

大腰筋の過緊張を取り除き、背骨の後彎へアプローチし、
それを維持させるストレッチ、体操、座り方やデスク環境の改善方法をお教えしました。

施術、エクササイズを繰り返すことで、この症状は改善します。
逆にエクササイズをやらなければ、その場しのぎの施術になり、
根本的には変わりません。

魔法のように一発で改善させてあげたいのですが、
この場合は特にそんなことはできません。
生活習慣を変え、体を変えていくことが改善方法なのです。

院長　近藤