肩周りの痛みに関するお話。その１：2024年2月21日｜大川カイロプラクティックセンター千歳烏山整体院のブログ

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投稿日：2024-02-21 14:46:35.0

肩周りの痛みに関するお話。その１: こんにちは。
スタッフの田邊です。

みなさん「四十肩五十肩」という言葉は聞いたことがあるでしょうか？30代以降の方であればよく耳にするかと思います。
ただ実はこの言葉は俗称であり、”肩の違和感や動かしにくさ、痛みがある”という点で共通はしているのですが、その中身は様々です。
今回はその中身についてのお話です。

今日は特に、以下2つについて見ていきます。
　●肩関節周囲炎
　●癒着性肩関節包炎（＝凍結肩）

≪肩関節周囲炎について≫
まずは肩関節周囲炎についてです。
肩の関節は、骨同士のはまり方が浅いため、その周りを多くの筋肉や靱帯、腱版、関節包によって囲まれています。
その周りの色々な場所に、肩関節の使い過ぎなどの理由で炎症が起こることによって、痛みや動かしにくさが発生していきます。代表的なものは以下です。
　・上腕二頭筋長頭腱炎
　・腱板疎部炎
　・腱板炎
　・肩峰下滑液包炎
　・肩甲下滑液包炎
　・烏口下滑液包炎
炎症ですので、周りの筋肉を緩めて肩の動かしやすさは担保しながら、無理な動きはせず安静にすることが大事になります。

≪癒着性肩関節包炎（＝凍結肩）について≫
上記の炎症を放っておいた場合、炎症が治る過程で周囲組織と癒着し、もともと柔らかかった組織が硬く肥厚していき、可動域が極端に制限されることがあります。
これが癒着性関節包炎（＝凍結肩）です。
先述の炎症であれば「動かすと痛いけど腕は上がる」状態がほとんどですが、ここまでくると「ちょっと動かそうとしただけで激痛が走り夜も眠れない」という症状が多いです。
酷いと、満員電車で肩がちょっとぶつかっただけで激痛が走るため通勤困難になる方もいます。

この場合、治療には1年～2年前後の期間を要します。
痛みが増していく”急性期”→→痛みが一定で可動域制限の起こる”拘縮期”→→痛みが治まってくる”回復期”という流れをたどります。
放っておいても時間が経てば痛み自体は治まっていきますが、何もしないと、回復期を終えた後も可動域制限が残ったままになってしまいます。
そのため、癒着性肩関節包炎（＝凍結肩）の場合は、痛みがあっても肩をよく動かすことが大切になります。

上記の他にも、
　●腱板断裂
　●ただ肩甲骨の動きが悪い
　●トリガーポイントが発生している
などもあります。が、文字数の関係でこちらはまた別の機会に！