白色脂肪細胞と褐色脂肪細胞：2024年4月23日｜ベルリアン(BelleLien)のブログ

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投稿日：2024-04-23 12:43:03.0

白色脂肪細胞と褐色脂肪細胞: 皆様こんにちは！

前回の脂肪の種類と働きについてはいかがでしたか？
今日は、さらに詳しくお話させていただきます(^^♪

【白色脂肪細胞】
○白色脂肪細胞が関わる太るメカニズム
いわゆる「太る」という状態は白色脂肪細胞によって起こります。
白色脂肪細胞内の脂肪滴がエネルギー過多により大きくなるパターンと、脂肪細胞の数が増えることで太るパターンがあります。

★白色脂肪細胞が大きくなることで起こる悪影響は肥満だけではありません。細胞がいっぱいにたまった状態が続くと、脂肪組織の内部で炎症が慢性化したり。血栓や動脈硬化、高血圧症、糖尿病なのどの引き金になってしまいます。

○白色脂肪細胞内の脂肪を消費するメカニズム
脂肪燃焼とは、白色脂肪細胞に蓄えられた中性脂肪を減らしていくことを指します。つまり、中性脂肪をエネルギーにしていく必要が
あります。エネルギーとして使われるエネルギー源の優先順位は、
糖質→脂質→タンパク質の順です。糖質を使い切ると脂質がエネルギー源として使われるようになります。脂質は2つの成分に分解し、そのうちの1つはタンパク質と結合した状態で血液中に入り各臓器に取り入れられ、エネルギー源になります。ただし使わなければ臓器に戻り再び中性脂肪としえ、蓄積されます。つまり、分解だけでなく、持続的な運動によって消費することではじめて脂肪が消費されるといえるのです。

【褐色脂肪細胞】
○褐色脂肪細胞の活性と肥満のデータ
研究では、太っている人より痩せている人の方が褐色脂肪細胞の活性が高いことが分かっています。つまり、褐色脂肪細胞の活性化の結果として体重が減少していると考えられます。
また、BMIや体脂肪率が高い人ほど褐色脂肪細胞の活性化が低いことも判明しています。

○褐色脂肪細胞で脂肪を燃やすメカニズム
ミトコンドリアは通常、脂肪を使って生命活動のエネルギー源となる「アデノシン三リン酸」というものをつくります。しかし、寒い環境下にいると体温維持が優先になるため、褐色脂肪細胞内のタンパク質の1種が稼働し、ミトコンドリアが脂肪を取り込んで熱を産出し体温を維持します。つまり、褐色脂肪細胞は寒い環境下で活性化、脂肪分解に働くのです。

脂肪によって太る原因、脂肪の消費や燃焼の仕組みについて理解し、一緒に健康な体づくりをしましょう♪

高野里汐