「筋膜（ファシア）」って何がいいの　その１：2021年3月27日｜二生院鹿児島中央のブログ

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二生院鹿児島中央のブログ

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投稿日：2021-03-27 22:18:10.0

「筋膜（ファシア）」って何がいいの　その１: 腱引き療法二生院です
　二生院でやっている腱引き療法は、実は日本の伝統的筋膜療法なんです。
　でも今はやりの筋膜（ファシア）はなぜこんなにもてはやされているんでしょうか。
　一番の理由は筋膜（ファシア）は「はがせば」体が楽になるからです。「筋膜リリース」のテクニックがもてはやされているのはこのためです。
　でも、筋膜（ファシア）のいいところは、「はがせばいい」だけじゃないんです。
　筋膜（ファシア）をみれば人間の身体が起き上がり動くことができる理由が分かるんです。
　そのことを利用すれば、痛みの原因にたどり着けるだけでなく、姿勢を解析したり、スポーツの効率的な動きを考えたりできるようになるんです、

では、
〇筋膜（ファシア）とテンセグリティ構造
〇テンセグリティ構造の「引っ張る」「引っ張られる」の拮抗関係
〇人間の体とテンセグリティ構造
〇痛みと筋膜（ファシア）的な「引っ張る」と「引っ張られる」の関係
〇筋膜（ファシア）と姿勢の関係
〇筋膜（ファシア）とスポーツとの関係
〇筋膜の階層構造
〇痛いところに原因はない
〇腱引き療法と筋膜（ファシア）

という構成で見ていきましょう。

〇筋膜（ファシア）とテンセグリティ構造
　人間の身体を形作っているのは骨や筋肉ですが、これらは部品です。個別に動くだけでは起き上がり動くことはできません。
　これらを全体的に連携させるものが必要になってきます。
　それが筋膜（ファシア）なんです。
　筋膜（ファシア）が部品である骨や筋肉を連携させ、全体が連携して動くことで、身体がひとつのものとして起き上がり動くことができます。

　筋膜（ファシア）が全体をつなぐことによって、筋肉のテンションが他の部位へつながり、骨や他の部位を動かすことができるようになるわけです。

次回は、〇テンセグリティ構造の「引っ張る」「引っ張られる」の拮抗関係について見て行きます。