秋は陰陽五行の見地から見た「金」：2024年10月2日｜りらく整体あおばのブログ

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投稿日：2024-10-02 13:50:10.0

秋は陰陽五行の見地から見た「金」: 陰陽五行（いんようごぎょう）は、中国の古代思想に基づく宇宙の構造や現象の説明法で、陰陽と五行という2つの要素を組み合わせて世界や自然の変化を理解しようとする理論です。
☆陰陽（いんよう）
陰陽は、世界を成り立たせる2つの対立しつつも互いに補い合う原理を表します。

●陰：冷たさ、暗さ、柔らかさ、女性性、内側、月などの性質を持つもの

〇陽：温かさ、明るさ、硬さ、男性性、外側、太陽などの性質を持つもの

陰と陽は常に変化し、互いにバランスを取りながら、世界のあらゆる現象を生み出します。例えば、昼と夜、夏と冬のように、対立しながらも一体となることで変化を生じさせると考えます。

☆五行（ごぎょう）
五行は、木、火、土、金、水の5つの要素からなり、それぞれが自然界や人間社会のさまざまな現象を表します。これらは単なる物質ではなく、エネルギーや特性を象徴しています。

1.木（もく）：成長、発展、春、柔軟性、創造性

2.火（か）：上昇、エネルギー、夏、熱、情熱

3.土（ど）：安定、調和、信頼、季節の変わり目

4.金（きん）：収縮、組織化、秋、硬さ、強さ

5.水（すい）：沈静、柔軟性、冬、冷静さ、知恵
五行の要素の中で秋に該当する「金」は肺や呼吸器系を司るため、秋の時期は呼吸系のトラブルや乾燥による症状に対して注意を払いたいです。皮膚や肌の不調、せき、鼻づまり、鼻水、発汗異常などに気を付けたいです。
金は不足すると呼吸が浅くなりますが、逆に過剰になると冷たい性質が強まり、感情の抑圧や孤立感を引き起こすとされています。
筋骨格系でいうと、肩こりや胸郭周りの前胸部や背部などの筋肉の硬さが呼吸を浅くする原因にもなるので、日頃から肩甲骨周辺の柔軟性を出すようなストレッチを継続していくと良いです。

また金の持つ性質である収縮はエネルギーを引き締める性質を持っていて、成長や拡大を象徴する「木」と対照的に、金はものごとを収束させ、整理し、終わりに近づける力を持つとされています。

五行の「金」は、硬さや収束、清潔さを象徴し、物事を整理し終結に導く力を持っています。自然界では秋のエネルギーを表し、人間の精神や身体では判断力や呼吸器系に影響を与えます。金は他の要素とのバランスを保ちながら、世界の変化や調和を支える重要な要素として位置づけられています。

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