ストレッチで誤解されがちなこと・注意点：2020年7月9日｜手技整体院咲蛙のブログ

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投稿日：2020-07-09 20:10:50.0

ストレッチで誤解されがちなこと・注意点: ちょっと前になりますが、クラシックバレエの先生とコラボしたオンラインセミナーを開催しました。
そこでテーマの一つになったのが「美しいつま先を作る」
このテーマのためにストレッチについて資料をまとめて私自身も一定期間実践しました。

上の画像はつま先を伸ばすセルフストレッチを５分間行った成果です。
つま先に限らず、セルフケアの一環としてストレッチの指導をするとよく驚かれるのが
「これだけしか伸ばさないの？」です。

多くの方に誤解されがちなことが「痛いほど伸ばした方が良い」というもの。
ストレッチは基本的に筋肉を伸ばすこと、しかし筋肉には「伸張反射」という「伸びきったら縮む」反射があります。

痛いほど伸ばす、反動を付けて伸ばす、といったことをすると「伸張反射」が起きてしまいます。
その場では可動域が広がって柔らかくなったように感じますが、反射で縮むので翌日には硬くなっていることがほとんどです。

「ストレッチを頑張ったけど、痛くなって続けられない」そんな話を聞くことも多いのはそういった理由からです。
こちらの画像は１枚目で実践した５分間のストレッチを１０日間継続した結果です。
つま先がさらに床へ近づいているかと思います。

「痛いほど伸ばす・反動を付ける」というのがやってはいけない誤解で、より効率的に行うための注意点はその反対で「ゆっくり伸ばす」「伸びてるなぁ～くらいで止める」です。

言葉の受け取りは人それぞれで、伸びてるなぁで止めるといっても程よい感覚をなかなか見つけられない場合もあるかもしれません、言い方を変えるなら「これ以上伸ばしたら痛くなりそう」という感じです。

そのくらいまで伸ばしたらそこでキープ、１５秒ほどしたら解除を２、３セットを基本として指導しています。

伸ばしたい場所によってはさらに細かい注意点があり、患者様の状態に合わせて必要な指導をしていますが、これだけでも十分変化があるはずです。

柔軟性が上がればスポーツの上達に繋がりますし、ケガの予防も期待できます。
運動をしていない方でも、日常生活で疲れにくくなったり、体を動かしやすくなったりといったことが期待できますので気になった方は一度ご相談ください。