腰痛は腰以外が重要：2020年7月13日｜手技整体院咲蛙のブログ

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投稿日：2020-07-13 11:31:35.0

腰痛は腰以外が重要: その場は楽になるけれど...
腰痛にお悩みの患者様とお話すると「施術してもらったときは楽なんだけど、翌日には元通りになってしまう」

そんな相談をいただくことがあります。
腰が痛いからと腰を重点的にほぐしても、よい状態が長く続かないのはどうしてか？
分かりやすく説明していきます。

【腰（腰椎）だけ、では動いてない】
腰は、背骨の中でいうと「腰椎」です。

背骨には「頸椎」「胸椎」「腰椎」があり、腰の動きでいうとそこに「股関節」が入ります。

それぞれの関節を前に曲げる（屈曲）、後ろに曲げる（伸展）、捻る（回旋）時の参考角度がこちらです。

　　　　　屈曲　　　　伸展　　　　回旋

頸椎　　　５０度　　　９５度　　　９０度

胸椎　　　４０度　　　２５度　　　３０度

腰椎　　　５０度　　　１５度　　　５度

股関節　１２５度　　　１５度　　　４５度（片側が外、または内に回旋する角度）

首は基本的に動きが良く、胸椎、腰椎と下へ行くほど動きの範囲が狭くなっていきます。
そして、股関節は屈曲が非常に広く他の動きも広いです。

比較すると、屈曲は腰椎と股関節、伸展は胸椎から股関節すべてで、回旋は胸椎と股関節で動いています。

体の動きは腰（腰椎）だけでなく、胸椎と股関節の動き共同することで負担を集めずに動いています。

特に回旋、捻る動きは腰椎がほとんど出来ない苦手な動きです。

このように比較していくと腰の動きに見えるものは、腰だけではなく背骨と股関節を中心に、全身で動いているものです。
腰をしっかり施術してもらったけど...という方に多いのは、確認すると腰自体の動きは悪くないということ。

胸椎か、股関節、その両方の動きが悪くなっていて腰に負担が集中していることで痛みなどの不調を感じています。

腰痛だけでなく、色々な体の痛みでも共通して言えることですが、痛みなどの症状を感じている場合、その場所は正常に近い動きが出来ていることが多いです。

そして、周りの動きが悪いことで正常以上の動きを要求されて痛めてしまうという状態です。

当院では、症状を感じるとこだけに注目しません。
どんな痛み、不調であっても全体を見るようにしています。

良い状態が継続しない、不調が何から来ているのか知りたい、腰痛のお悩みがある方、このブログを読んで気になりましたらご相談下さい。