448.「白髪の対策には〇〇の栄養を！」：2024年7月21日｜パーソナルジム土浦きんに君のブログ

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投稿日：2024-07-21 00:19:17.0

448.「白髪の対策には〇〇の栄養を！」: こんにちは。金子です。
今回は白髪対策を一緒に学んでいきましょう。

●なぜ白髪になるのか？

まず、髪の毛の仕組みから。
毛包という管があります。そこに透明の毛があり、色素細胞から色が添加されると髪の毛に色が付きます。色素細胞の元となるのが「色素幹細胞」になります。
色素幹細胞は「ニッチ」という場所にあるのですが、加齢に伴い間違った場所に生成されるようになります。ニッチ(正しい場所)から色素幹細胞が消えてしまい白髪になってしまうのです。
また、色素幹細胞の隣には「毛包幹細胞」というのがあり、これが「TGF-β」という色素幹細胞を邪魔する成分を作ります。悪者というわけではなく幹細胞の自己維持に役立っているそうです。

ですが、問題になるのは「17型コラーゲンの枯渇、損傷」です。
17型コラーゲンは毛包幹細胞で作られるのですが、これが損傷を受けたり、枯渇すると脱毛や白髪になってしまうとのことです。(西村栄美教授コラム参照)

●白髪対策の栄養摂取

では白髪の対策としてはどのようなものが挙げられるのでしょうか？

・チロシン

非必須アミノ酸の一種で必須アミノ酸のフェニルアラニンから合成されます。
チーズから発見され、乳製品やたらこ、大豆などに含まれています。
髪の色を濃くするためには、メラニンが必要になりますが、その材料になります。

・ムクナ豆

ムクナ豆には「Lドーパ」が多く含まれており、脳でドーパミンに変換されるため、パーキンソン病に効果があるかもしれないという事で85歳の患者に投与された研究があります。
すると女性の白髪が黒くなり出したと言います。
Lドーパはメラニンの前駆体でもあります。Lドーパはチロシンから合成されるのですが、チロシンとLドーパは白髪予防に役立つかもしれないです。

・スカベンジャー

「活性酸素を減らす物質」の総称をスカベンジャーと言います。
主な栄養はビタミンC、E、ポリフェノールなどは活性酸素除去に役立ちます。
17型コラーゲンはDNAの損傷によって減少してしまいます。
つまり、活性酸素除去は白髪対策にも使えるはずです。
ポリフェノールはブドウなどのアントシアニン、大豆のイソフラボン、ウコンのクルクミンなどの総称です。
ビタミンCは柑橘類を、ビタミンEはナッツやウナギ、カボチャなどで摂取する事この夏にはぴったりの食材かと思います。

土浦きんに君　金子祐希