451.以外にも忘れられているスポーツ栄養「重曹」：2024年8月26日｜パーソナルジム土浦きんに君のブログ

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投稿日：2024-08-26 04:47:28.0

451.以外にも忘れられているスポーツ栄養「重曹」: こんにちは。金子です。
今回は重曹ついて一緒に学んでいきましょう。

●重曹とは？

国際スポーツ栄養学会(ISSN)がパフォーマンス部門においてA評価を出しています。
筋力向上のカフェインや、筋肥大、パフォーマンス向上のクレアチンと肩を並べています。
重曹は炭酸水素ナトリウムと言うのですが、医薬品でも様々な効果をもたらしてくれるそうです。
ただし、量を間違えると間違いなく胃に負担が掛かります。

●重曹の効果

・筋タンパク合成・乳酸の除去

運動を行うとＤＮＡからアミノ酸に「筋肉を合成しろ」という命令が出ます。
その時にタンパク質が一次構造という最初のアミノ酸を作ります。
そして二次構造→三次構造→四次構造という過程を踏み、だんだん立体的になってきます。
この時の三次構造の時に乳酸やピルビン酸と言った「酸」が体内で多くなると四次構造が上手く作られません。

運動を行うとこれらの「酸」が多くなります。重曹を摂取すると体内のｐＨがアルカリに傾き、中和をする身体の働きにによってこの酸の除去をしてくれるのが重曹になります。
また重曹だけでなく、クエン酸やビタミンＢも同様の効果があります。

運動の際に使うと、疲労困ぱいまでの時間が延長されたとあります。
60～180分前に摂取し、ベストな最適容量は0.3/ｋｇだそうです。
ただし、アルカローシスの危険もあるため、食後0.1/ｋｇが副作用のリスク低減につながるそうです。

・その他
・胃酸の抑制
３ｇで十分に胃酸を抑える事が出来るのですが、ＩＳＳＮが推奨している量は0.2/ｋｇ
60ｋｇの人で12ｇとかなりの用量です。
重曹が胃酸を中和する時に炭酸ガスが大量に発生し膨満感を引き起こします。
また血液中のアルカリ濃度が高くなり(アルカローシス)気分が悪くなることがあります。

医薬品で炭酸水素ナトリウムで検索すると、胃炎、尿酸排出、痛風発作の予防などの改善が期待できるそうです。

また口腔内でのｐＨをアルカリに傾かせるので、虫歯や、歯周病の予防に役立つそうです。

●まとめ

重曹は・・・
・胃酸抑制
・疲労抑制
・筋タンパク合成
・胃炎、尿酸排出、痛風発作の予防などの改善
・虫歯や、歯周病の予防

お役に立てれば幸いです。
土浦きんに君　金子祐希