陳情：2023年5月30日｜円山漢祥院円山整骨院のブログ

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プライベート

投稿日：2023-05-30 16:46:35.0

陳情: ここを見ている人にはいる方の中には医療職種の人も多くいて、鍼灸の現状をどう見ているかがとても気になるところです。
鍼灸治療は病院では行われているところはほとんど無くなりました。
僕が免許取得時30年くらい前は、整形外科、脳神経外科であたりでは鍼灸治療は行われていました。
保険請求はできなかったので自費として2000円とか3000円とかいただきながらやっていたところが多かったと思います。
病院としては、たとえ3000円でも検査や他の投薬などで請求が上がりますのでそれほど問題ではなかったのです。

しかし、厚労省は保険医療と自由診療の混同は認められないというお達しを出しました。
これにより病院が鍼灸をやめたという経緯があります。
この時の厚生労働省の大臣は誰だったのかわかりませんが、病院とは健康保険をしっかりとつかった自由診療を認めない聖域という扱いを決めたのです。
その後、数年はこの状態が続きましたが、歯科から自由診療の保険扱いできないセラミックやジルコニアという高額の歯を自由診療にし始めました。

以前の厚労省の立場であれば自由診療と保険診療の混同を認めないというはずだったのですが、セラミックを自由診療として認める代わりに、保険取り扱いを今後もしないという方向にスイッチしたのです。
保険取り扱いにすると、高額なセラミック、ジルコニアが保険収載されてしまい、保険医療の支払いゾーンが増えるからです。

業界はこの時期に本当は鍼灸も同様にいくとよかったのです。
僕が当時役員でしたので、その折衝を厚労省とやっていたのです。

しかし、話はまとまらなかった。
原因は、保険にするといやがる同業者団体が存在したからです。
名前はいいませんが、その団体は同じ時期、厚労省に行き、全国役員の渡邊という保険推進担当がくると思うけど、我々の団体は、病院で自由診療で行うのを断固反対すると署名を置いていきました。

厚労省は僕にいいます。
渡邊さん、実はほかの団体が署名までおいて行ってるので、あなたの話を聞くことはできない。
厚労省としては、歯科の話もあるので以前ほど厳しくはしない方針だったけど、そちらの団体は一枚岩ではない。まずは、鍼灸業界の方向性を一本化してください。

病院で鍼灸をやられたら困る団体、病院で鍼灸をやって患者さんにどんどん貢献したい団体。
いまだにそれは敵対してしまっているのです。