大事な中殿筋　膝痛の原因は反対足に原因がある場合も：2022年10月8日｜ここな整骨院のブログ

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投稿日：2022-10-08 11:03:33.0

大事な中殿筋　膝痛の原因は反対足に原因がある場合も: 金沢マラソンフルに出る予定だけれど、右腿裏の付け根から右臀部にかけて痛い
坐骨神経痛かも　練習もあるので楽になりたい。という学生さんが来店されました。週３回程10ｋｍ程走っているそうです。
要望を聞いた後、検査をしていくと痛みのある右側でなく左側の
中殿筋が低下していて左立脚時に腰部が左に大きくスライドします。左腰部を軽く指で押さえスライドしないようにすると右足を上げることができない状態です。　
上肢と下肢を繋ぐ腸腰筋も左が硬くなっています。確かに痛み緊張の自覚は右なのですが、中殿筋が緩い為、左立脚時骨盤は大きく左に振れ、右足接地時は左にやや傾斜します。右中臀筋は安定している為、右立脚時は真直ぐ支えることができます。走行時左に旋回することになるので左腸腰筋を緊張させ、右立脚から左接地に至る時、右脚は再び左に傾斜するので、右外側のハムスト（大腿２頭筋）の緊張が高まるのでしょう。つまり左中殿筋の出力低下の原因を取り除かない限り、右臀部から膝の痛みを治療しても再度痛みは発生することになります。

運動能力の高い方に多いのが、一部の筋の出力低下で思わぬところに痛みが発生することです。いつもトレーニングしているからと自己判断で自覚部位に湿布などでだましだまし運動している場合が多いようです。
　
中殿筋が低下していても、男性の場合股関節周りの他の筋が発達している為大きな問題は出にくいのですが、女性は膝が痛い、足がつる、歩行に違和感、といった症状に発展する原因となっていることが多くいようです。　マリリンモンローのお尻を左右に振る歩き方は典型的な中殿筋低下の歩き方なのです。【トレンデレンブルク歩行】
中殿筋低下しても、この部位に痛みが発生せず、撮影したとしても　X線　には映りません。他の痛みの部分にブロック注射や湿布など対処療法を長い期間続けていても、原因は放置のままなのです。股関節のかみ合わせが緩くなり易く【浮き上がりにより荷重時　面から線、点の接触に移行】骨粗しょう症など骨密度の低下が加わるとさら部分摩耗し、股関節に痛みが発生した時は既に破壊進行、変形性股関節症と診断。人工関節置換を勧められることも。

当店では全身機能検査を行っていますので中殿筋の状態も確認することができます。