変形性股関節症　原因の臼蓋形成不全jは自覚無：2022年10月19日｜ここな整骨院のブログ

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投稿日：2022-10-19 10:36:37.0

変形性股関節症　原因の臼蓋形成不全jは自覚無: 10月に入り、肩こりで来店された方でも全身の機能検査をして行くと、腸腰筋検査で股関節内旋可動域が90度を近くまでの方が何人も居たのです。正常値は45度。50度以上は臼蓋形成不全の疑い。
　『厄介なのは股関節痛の自覚がほぼ無い』のです。
内旋可動性85度だった例
1・色々会話していくと父が去年人工股関節になった。妹さんは股関節臼蓋不全だった。つまり遺伝的要素の可能性。その状態でも30年間気が付かなかった。
2・バレーをしていたので自分の身体は柔らかいとからと思い込んでいた。身体の柔らかいのと内旋可動性は違うのです。
3・いつも来店されている方、腸腰筋が硬くてリリースして緩んだら85度まで可動してしまった。臼蓋形成不全でも腸腰筋が硬いと疑似的に正常可動値になるのです。話を聞くと子供の時に臼蓋形成不全だった。というのです。

３人とも股関節の痛みは発生していないのです。
股関節は、骨盤と大腿骨により構成される球関節です。変形性股関節症は、大腿骨頭の関節軟骨や受け口の臼蓋が傷んでしまうことによって、引き起こされる病態です。
形成不全は女性の4人に1人。変形性股関節症は20人に1人以上と意外に多いのです。

原因は　生来の【寛骨臼形成不全】（受け口が浅い）　が殆どといわれています。

臼蓋の緩い自覚が無い為、ここが原因となり膝や腰に痛みが出る原因となり、治療しても何度も繰り返すのです。臼蓋形成不全があっても痛みの自覚がない限りほとんど撮影は行われず、
股関節が抜ける感じや痛みが出て、Ｘ線撮影し変形股関節と言われ、突然「人工関節置換」を勧められるのです。
人工股関節置換術
臼蓋ソケットはシリコン、骨頭を切断してチタンに置き換えます。寿命は15年長くて20年です。

骨切り術という方法で軟骨接触部位を変える方法もあります。

保存療法
骨盤を直立させ腹圧や殿筋の筋肉をつけてることで骨頭と臼蓋がしっかり咬み合い、面接触のとなり軟骨の部分摩耗が起き難くなります。特に歩行の安定性を高める腹圧、中殿筋TRは重要です。特に女性はここの筋力が低下している方が多いです。股関節安定筋群がしかっり機能すれば、軟骨の摩耗は進まず普通に生活できるのです。
【最も重要なのは早期に自分の股関節がそういう状態にあるということの自覚と　腸腰筋，外旋筋を緩め姿勢、腹圧、殿筋を安定ラインまで鍛えることなのです。】