鼻呼吸の雑学：2022年5月10日｜もみかる仙台名取店のブログ

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投稿日：2022-05-10 19:55:24.0

鼻呼吸の雑学: 今日は呼吸に関するちょっとした雑学を。

みなさん呼吸されるときに鼻呼吸をされているかと思いますが、
8割の方の鼻呼吸は片鼻を交互に使って呼吸をしているといわれています。

「交代制鼻閉」と言われているもので、鼻の奥にある鼻甲介というものが膨らみ、
鼻の穴を塞いでしまいます。

そのため、無意識で呼吸をする際は片方の鼻は塞がっているので、もう片方の鼻を使って
呼吸をしています。

この片鼻呼吸は2、3時間ごとに入れ替わって行っています。

なぜ片方の鼻を使って呼吸をしているかというと、

■ 鼻の粘膜保護
呼吸をすると粘膜が乾燥してしまうため、片方ずつ使うことでおやすみ期間を作り、
粘膜を乾燥から守る働きがあります。

■ 繊毛の保護
両穴から一気に息を吸い込んでしまうと、外気が寒かった時などは気管にある繊毛が乾燥
してしまい、侵入した粒子を絡め取れなくなってしまいます。
そのため、なるべく負担をかけないように片鼻で呼吸し、量を調節しています。

■ 匂いを感じやすくしている
人が匂いを感じるとき、匂い受容体と言われる器官に物質が付着し、電気信号が発せられて匂いを感じることができるのですが、この物質には付着しやすい物としにくい物に分かれています。
これらを呼吸している側の穴で付着しやすい物を素早く受容体に届けるように、もう片側の塞がっている穴の方では一度に吸い込む量も少なく、空気の流れも緩やかなため、付着しにくい物を
少しでも付着しやすいようにしていると考えられています。

上記のような理由により、片側ずつ呼吸していると言われています。

もちろん、8割の方なので両方の穴を使って呼吸されている方もいらっしゃいます。

また、片側ずつゆっくり呼吸を行うことにより、自律神経を整える効果も期待できます。

お仕事で疲れた時や、集中力が切れてしまった時など、一度意識されてみてはいかがでしょうか？
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